レオンは、両手を腰にあてがい、黙ったまま立っていた。金色の眼がギラギラ輝きながらイサベラの体を調べまわる。
イサベラは、このような表情をするレオンを見るのは初めてだった。2度と彼のこのような表情は見たくないと願った。冷徹でいかめしい顔をしているので、その鋭い両眼が、なおいっそう激しく怒りに燃えているように見える。あごの辺り、筋肉がひくひくと痙攣するのが見えた。イサベラはレオンから視線を外し、両手で頭を抱え、そして彼の動きを待った。
「イサベラ・・・」
レオンはそれしか言わなかった。静かにイサベラの方へ近づく。ベッドの前まで来て、止まった。彼の両脚がイサベラの両膝に触れていた。
「見せるのだ」
イサベラは、レオンの言葉の意味が分からず、伏せ目がちに彼を見上げた。
「マリイがお前を濡らしたかどうか、知りたいのだ」
レオンは、ゆっくりと、そして明瞭に伝えた。
イサベラは驚いて眼を見開いた。自分の愚かさに対する悔やみが一瞬、心によぎった。レオンに見せることなど耐えられない。イサベラはただ頭を左右に振るだけだった。
「見せなさい!」 大きな声が轟き、イサベラはびくっとし、首の後ろの髪の毛が逆立つのを感じた。
しかたなく両脚を開いていく。赤毛の陰毛がわずかに姿を見せた。
「もっと広げるのだ!」
レオンの命令が飛ぶ。その言葉は、マリイが使った言葉と同じだったのを思い出す。イサベラは命令に応じた。わざわざ自分の股間に目を落とすまでもなく、膨れ上がった陰唇が、欲望を辛く耐え続けていたため、湿り気で光沢を持ち輝いていることをイサベラは知っていた。
「その柔らかな太腿の間に潜む貴重な宝石を、お前のご主人様に隠すことはない」 レオンの言い方は氷のように冷たかった。
イサベラはまぶたを固く閉じながら、両手をゆっくりと自分の太腿の内側にあてがった。一度、大きく深呼吸した後、両手の指を膨らんだ唇に沿え、ゆっくりと左右に広げていった。自分の恥ずかしい部分を赤裸々に露出していく。
レオンは長い間、黙ったまま、イサベラの膨らんだ女肉を見下ろしていた。自分自身で分泌した体液で濡れきっている。
- 2009/05/15(金) 19:24:43|
- 無垢の人質 第5章
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僕は電話を置き、その後は、できるだけ普通に見えるよう振舞った。それでも、早く仕事時間が終わらないかと待ち遠しかった。仕事が終われば、再び、黒髪のミス・ビッキーに戻ることができる。
もう一度、洗面所に行き、そこの引き出しを覗きこんだ。化粧道具が完璧に揃っている。引き出しを閉じ、クローゼットに向かった。クローゼットの中、ラックには、美しい黒いドレスが吊るされていた。袖と首回りはレースの生地で、さらにドレス全体を覆うようにレース飾りがついている。裾は僕の膝上20センチくらいまでしかなかった。一体、僕に、こんなドレスを着ることができるだろうか?
ドレスを取り、自分の体の前に掲げ、鏡の方へ行った。本当に綺麗な服だ。どうしても、試しに着てみたくなってしまった。僕はドアのところに行き、そこから顔を出してみた。オフィスには、まだ誰も客はいない。
「ゲイル? もうちょっとだけ、お客さんが来ても、待たせておいてくれないか?」
「分かったわ、ミス・ビッキー! さあ、試着してみると良いわよ」
またも、ゲイルがウェブ・カムで僕のことを見ていたのに気づいた。
僕は、完全に化粧をしてから、ドレスを着たいと思っていた。まず、洗面所に行き、化粧セットを取り出し、自分のデスクへ戻った。椅子に座って、セットのふたを開ける。鏡の位置を整え、目の回りから化粧を始めた。
濃い目のアイ・ラインやアイ・シャドウを使って、ページ・ボーイスタイルのかつらと黒ドレスにマッチさせるようにした。目を整えた後、顔にとても軽めのパウダーを当て、頬骨には明るい赤の色をつけて肌の色を強調させた。何となく、これで、黒皮の首輪と乗馬ムチがあったら、ぴったりになるのではないかと感じた。
鏡の中の自分に、艶かしい顔を見せ、それから、ゲイルが見ているのを知りつつ、わざとウェブ・カムの前に立ち、シャツとスラックスを脱いで、脇に置いた。ハイヒールと女性用の下着だけを着けた格好で立ちながら、繊細な生地の黒ドレスを手にし、背中のジッパーを降ろし、足を踏み入れる。ドレスを手繰り上げ、腰を包み、両腕を優美な袖に通し、身体全体にフィットさせた。
しかし、背中に手を回したが、ジッパーに手が届かないことに気が着いた。
すると即座にゲイルがドアから入ってきて、僕に歩み寄った。
「お手伝いが必要のようね?」
僕はゲイルに背中を向け、ジッパーをあげてもらった。その後、彼女は僕を前向きにさせ、上から下へと全身に視線を走らせた。
「すごく綺麗よ、ミス・ビッキー!! さあ、見てみて!」
僕は鏡の前に戻った。無意識的に溜息をついていた。ひとりでに僕の両手は、身体全体を撫で始め、セクシーなドレスの、滑らかであると同時にしなやかな生地を撫でまわっていた。
僕の脚は、脚フェチの男が見たら喜ぶような形をしているし、ハイヒールのおかげで、ふくらはぎとヒップは挑発的とすら言えるような姿を見せていた。
僕の後ろにいたゲイルは、背後から僕に擦り寄ってきて、両腕で僕に抱きついた。片手で僕の胸を触り、もう片手をドレスの裾から中に入れ、股間へと這わせてくる。うっとりとした顔をして、僕の首もとにうなだれかかってくる。
その時、突然、オフィスのドアの方で、ハッと息を飲む声が聞こえた。鏡の中、ゲイルの向こう側に映る人影に目をやる。そこには、僕の顧客の一人である、女性が驚いた表情で立っていた。片手で口を覆っている。
「ほんとうにごめんなさい。外のデスクに誰もいなかったものだから、ひょっとして、アルアさんがここにいると思ったの。本当に、邪魔をする気はなかったのよ」
ゲイルは、素早く、平然とした表情に戻りながら、この女性が言ったことを理解し、答えた。
「こちらこそ、申し訳ございません。誰もいないと思っていたので。アルア氏は、ちょっと席を外しているところなのです。こちらは、私のルームメイトのビクトリアです。ご用件は何でしょうか。私にできることでしたら、お教えください。それとも、特に、アルア氏にご用事がおありだったのでしょうか?」
女性は、驚いた状態から少し回復したようだった。
「いいえ、この次の時まで待つことにしますわ。それに、あんなふうに割り込んでしまって、本当にごめんなさいね。ビクトリアさん? あなた、本当に素敵な人ね。私でも、ゲイルがあなたを愛しても、ゲイルのことを咎めることはできないわ。もっとも、私には、そういうタイプの関係は信じられないのですけどね。まあ、でも、こういうことは、その人それぞれのことですものね。ゲイル? アルアさんに私が立ち寄ったことを伝えてくださいね。電話してくれると助かるわ。ビクトリアさん、あなたに会えて良かったわ。本当に素敵よ、あなた。それに、そのドレスも素敵。じゃあ、また、ゲイル」
彼女はそう言って出て行き、僕たちは外のドアが閉まる音を聞いた。僕ははあっと息を吐いた。その時になって、ずっと息を止めていたし、わずかに震えていたことに気がついた。一気に疲れて、デスクに座り込んだ。あの女性が僕のことに気がつかなかったことが信じられなかった。
ほっとする間もなく、デスクの電話が鳴った。取ると、相手はドナだった。
- 2009/05/12(火) 19:19:50|
- バースデイ・プレゼント 最終章
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それを見て、あっという間に、私の気持ちは、怒りから嬉しさに変わっていた。なぜ怒りかと言うと、ビリーがコピーを持っていたから。そしてなぜ嬉しかったかと言うと、彼がそれを見ていたから。間抜けなことを言ってるように聞こえるのは分かっている。だけど、このオフィスは文字通りあらゆるビデオでいっぱいで、ビリーならどんなビデオでも自由に選べるのに、その中から私のビデオを選んだということは、彼が私のビデオを好きなのかもしれないと思ったのだった。私は、それを見てドキドキしたのだった。
ビリーのところに近づいたら、ようやく彼は私たちが部屋にいたことに気づいたようだった。彼は、あっと声を上げ、飛び上がるようにして立ち上がった。だけど椅子に足を取られて、尻餅をついて転んでしまったのだった。
彼は慌てて立ち上がり、片手を胸に当てて、息を急かせながら言った。
「ああ、驚かさないでくれ。入ってきたのが聞こえなかったよ」
私はビリーのところに歩み寄り、彼の手を握った。手が震えているようだった。
「驚かせて、ごめんなさい。入ってくるとき、ちゃんと音を立てたと思ったんだけど。多分、あなたは、ご自分がしていたことに夢中になっていたんだろうと思うの」
ビリーは、見ていたビデオがまだ再生中だったことに気づき、手を伸ばして慌ててスイッチを切った。
「いや、ただ、新しい作品の編集をしていただけで、何も聞こえなかったんだ。確か、マークがこの作品を求めていたはず」
ビリーからビデオを受け取った後、私は彼に訊いてみた。
「それじゃあ、もう仕事は終わりで、家に帰れるわね。ガールフレンドがあなたの帰りを待っているんじゃない?」
「いや、まだやり残した仕事が山ほどあるんだ。それに、僕にはガールフレンドはいないよ」
ビリーは私たちから目を背けながら言った。
私は、言われる前からそうだろうと思っていた。
「ねえ、ヘレン? ビリーも私たちと一緒にクラブに連れて行くのはどうかしら? 彼、服は気が得なければならないと思うけど、そんなに時間が掛からないと思うの」
「それは素敵ね。ビリー、どう? 私たちと一緒に行かない? とっても楽しくなるって約束するわよ」
ビリーにそう言うヘレンの瞳がきらきら輝くのが見えた。彼女も私と同じことを考えていると分かった。ビリーは、今夜、とっても運が良いことになりそう。
でも、これは、ビリーが望んでいたこと以上のことだったらしく、彼はおどおどしながら答えた。
「誘ってくれてありがとう。でも、僕には片付けなければいけない仕事がまだまだあるんだ。マークも、僕には、仕事が残っているのにパーティ遊びに浮かれて欲しくないと思うんじゃないかな」
私は、素早く携帯電話を出して、家に電話した。呼び出し音が3回目でマークが出た。
「マーク? ヘレンと私で、ビリーをクラブに2、3軒ほど連れまわしても良いかしら? ビリーは、そんなことあなたが気に入らないだろうって言うの」
マークは笑っていた。「アハハ。ビリーを外に連れ出せるなら、ほんとにそうしてやってくれ。彼は働きすぎなんだよ。俺もいつも遊びに出かけた方が良いって言ってるんだ」
「マークから彼に行ってくれると助かるわ。彼、私が言っても信じないと思うの」
そう言って、携帯をビリーに渡した。
ビリーはしばらく話しを聞いた後、「でも、編集を求めていた、あの作品はどうなるんですか?」と言い、それからまた話しを聞いて、「締め切りに間に合わなくても、本当に良いんですね?」と言った。そして、「ええ、本当に大丈夫なら、分かりました。行くと思います」と返事し、携帯を私に返した。
電話を受け取った後、マークは私宛に言った。
「君たち、ビリーにはお手柔らかにお願いするよ。彼がTガールに興味があるかどうかは知らないんだ。だから、彼が何か頼んでも、全部、してあげる必要はないからね」
「マーク? 私は一度も自分を無理強いして他の人に合わせることはしないというのを分かって欲しいわ」 ビリーに聞こえないように、小さな声で言った。
マークはくすくす笑っていた。「オーケー、分かってるよ。じゃあ、3人で楽しんできてくれ。それから、何かトラブルになった場合を除いて、家には電話してこなくても良いからね」
私はじゃあと挨拶をして電話を切った。それからビリーに向かって言った。
「さあ、ビリー、早速、今夜のために着替えをしましょう」
- 2009/05/07(木) 18:35:31|
- ポルノ・クイーンの誕生 第7章
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「奥さん?」 ヒューストン氏はバーバラに顔を向けなおして訊いた。「奥さんは、ご主人に、許しを求めましたか?」
「バーバラは私に許しを請う必要はないですよ」 スティーブが素早く口を挟んだ。
「請うとは言ってませんぞ」 ヒューストン氏も同じく素早く返事した。
ヒューストン氏は、そのような口出しがあることを予感していた。もっとも、多くのクライアントの場合、そのような口出しをするのは、夫婦の内、道を外した方の配偶者であるのが普通だったが。彼は、スティーブの即時の反応が、自分の妻をかばうことであったことに勇気付けられた気持ちだった。これは良い兆候だ。
「私は、求めたかと言ったのです」 ヒューストン氏は、そう繰り返し、再びバーバラへ顔を向けた。
「いかがです?」 優しい口調で訊く。
バーバラは、躊躇いがちに頭を横に振った。神経質そうに唇を舐めて濡らす。バーバラは、ヒューストン氏が続けて何か言うのを待っていた。だが、彼は何も言わなかった。スティーブの方へ顔を向け、スティーブが自分の顔をじっと見つめているのに気づいた。
「スティーブ・・・」 バーバラは小声で囁いた。「私は、本当に馬鹿だったわ。馬鹿を10倍にしたほど馬鹿だった・・・いろんなことをしてしまった・・・人の妻なら決してできないことばかり・・・そんなことをした自分が嫌いなの。こんな大変なことをしてしまったことについて、どれだけ済まないと感じているか、それをどう伝えたらよいか分からないの」
「そうだね」 スティーブは優しく答えた。
「え、何が?」 バーバラは、驚いた様子だった。
スティーブは大きく息を吸って、吐き出した。彼は、自分でも今から大きな間違いをしようとしてるのをほとんど自覚していた。
「君を許すことにするよ・・・嘘の数々・・・裏切り・・・えーっと・・・君がしたすべてこのことについて」
彼はゆっくりと話した。正しくないと彼が感じている、バーバラが行ったすべてのことを、ひとつひとつ項目として述べるつもりじゃなかったと思ったが、後の祭りだった。
「それらをすぐに忘れることはできないだろうし、ひょっとすると、永遠に忘れられないかもしれないが、少なくとも君がどれだけ済まなく思っているか・・・どれだけ後悔しているかは理解している。そしてそのことを認めることにするよ」
スティーブは何か他のことを付け加えようとしたが、すぐに、言わない方が良いと考え直した。その代わり、自分の座る椅子とバーバラの座る椅子との間の隙間に手を伸ばし、彼女の手を握った。そして、優しく手を握り締めた。
ベルン・ヒューストンは、そのひと時をしばらくそのまま続けさせ、それから、時を置いて、次の段階へ進んだ。
「ご主人?」 静かな声で呼びかけた。「ご主人は、奥さんに、あなたがもたらした痛みについて許しを求めましたか?」
スティーブは、無意識的に、バーバラの指を握る手に力を込めていた。目を細め、ほとんど、横線のようにさせながら、大きなデスクの後ろに座るカウンセラーの顔を観察した。
「痛みについてです、ご主人?」 ヒューストン氏は、繊細に気を使って、改めて訊いた。
- 2009/05/07(木) 17:47:49|
- 報復 第9章
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「誰とやったか知ってるぜ」 第4章
I Know Who You Did Last Summer Ch. 04 by qqnforyou6
ごろりと寝返りを打ち、片目を開けて、何時だろうと時計を見た。「ヤバイ!」と声を上げて、ベッドから飛び上がった。もうすぐ、両親が家に帰ってくる時刻になっていたからだ。
昨夜、ベッドに入ったとき、朝の5時近くになっていたのは知っていたが、こんなに遅くまで寝ていたとは思わなかった。パソコンにスイッチを入れ、立ち上がるまでに、素早くシャワーを浴びることにした。
シャワーから戻り、そこいらに散らかってた服を着て、パソコンの前に座った。メールアカウントがあるウェブ・サイトにアクセスする。案の状、グラフ先生からのメールが来ていた。
「このならず者! 私の家に忍び込み、あんなイヤラシイことをやっておきながら、よくも、いけしゃあしゃあとしてられるわね! 小さな秘密を振りかざして、それをネタに、あんたの病的な歪んだゲームをするなんて、道徳心がひとかけらもないの? 私の結婚指輪はどこにあるのよ? 昨日の夜、それを返す約束だったじゃない? お願いだから、指輪を返して。さもないと、否でも夫に話さなければならなくなるし、警察にも電話しなければならなくなるのよ。簡単な方法があるわ。どこかで会って、そこで指輪を返してくれればいいの。それに同意してくれたら、このことは何も言わないと約束するわ。どこでなら会えるか、場所を指定してくれれば良いから」
俺は、画面を見ながらあきれかえっていた。先生は、いまだに、俺が関係を支配していること、決定を下すのは俺であることを理解していないとは。少し時間をかけてメッセージを考え、おもむろに打ち込み始めた。
「ならず者だって? おいおい、グラフ先生、先生にはすっかりがっかりしてしまったよ。ご主人様に呼びかけるときは、どう言ったらよいか教えただろう? どうやら、もっと調教が必要のようだな。『あんたの病的な歪んだゲーム』と言うけど、俺の見たところだと、このゲーム、先生も楽しんでいたようだぜ。昨夜は、お前のご主人様のおかげで、先生のあらゆる妄想や夢が叶えられたはずだ。お前のご主人様は、先生自身でも想像できなかったほど激しく先生をイカせたのだよ。しかも数え切れないほど何度も。それを経験させてくれたのは、お前のご主人様であって、旦那じゃないのだよ。お前のご主人様は、お前は、まだまだ、結婚指輪を返せるような段階にはなっていないと感じている。指輪を嵌めても良いとみなせるだけ充分に調教を受けたと判断できたら返してやろう。あと、もう一つ、警察を呼ぶと言うが、お前は、そのつもりなら、もうとっくに呼べていたはずだぜ。なぜ、今まで警察に言っていない? 旦那にもなぜ言っていない? それは、失うものの方が多すぎると分かってるからなのだよ。また、すぐに会うことになるだろう。いつ、どこでかは、後で教える。ご主人様より」
メールを発信し、パソコンを閉じた。階下に降り、キッチンに行く。気が着かなかったが、すでに両親が帰っていた。二人の手伝いをし、夕食のテーブルを整えた。
いつもどおりの夕食だ。親たちは、その日にあったことを話し合い、俺はおとなしく聞いている振りをした。だが、頭の中では、例のクラブのことを考えていた。母親が、1度ならず、俺がぼんやりしていると注意し、何を考えているのと訊いてきた。エロいセックス・クラブのことを考えているんだよとも言うわけにいかず、俺は心の中でくすくす笑い、夕食をそそくさと済ませた。
夕方近くまで寝ていたことに罪悪感を感じていたので、食器洗いは俺がすると申し出た。俺がテーブルを片付け、洗い物をしている間、両親はリビングに行ってテレビを見ていた。
シンクに水がたまるのを見ながら、再び、例のクラブのことを考えていた。あのクラブの光景が頭に浮かぶ。食器を洗い始める頃には、ブラッドの母親のことを考え始めていた。ステファニは俺の罠に嵌まってくるだろうか? 金は用意してくれるだろうか? 俺を捕まえようとするだろうか? 確かにしなければならないことが一つだけあった。今夜、ブラッドの家に行って、ステファニがどんな様子か確かめなければならないということだった。
食器をすべて洗い終え、キッチンのすべてときちんとした後、リビングに顔を出した。
「ちょっとブラッドの家に行ってくるけど、いいかな?」
「良いわよ、気をつけて」
母親の返事を背に受けながら、俺は玄関から出て、ガレージに向かった。
ガレージから自転車を出し、飛び乗る。6000ドルの現金を思い浮かべながら、自転車を漕いだ。ブラッドの家の前に着き、自転車を前庭に横倒しにし、玄関ポーチへ駆け上がり、ドアをノックした。
出てきたのはブラッドだった。
二人で中に入り、小部屋に座りテレビを見た。ブラッドは音楽ビデオの局にチャンネルを変えた。ちょっと驚いたのは、ブラッドの母親がまだ仕事から帰っていないことだった。音楽のプロモーションビデオやコマーシャルを見ながら、ブラッドと雑談をしていたが、どんな話しをしていたかほとんど覚えていない。頭の中は、あいつの母親と例のクラブのことだけだったから。ブラッドの父親も帰ってきて、しばらく俺たちと一緒にテレビを見ていた。俺たちは雑談を続けた。
「そういえば、お母さんはどこに行ったのかなあ」 ブラッドの父親がブラッドに訊いた。
「今夜は、どこかに行くって話しは聞いていないけど?」 ブラッドはテレビの方を向いたまま返事をした。
「持ち帰りの料理を買ってきてくれると良いんだが。こんなに遅くなるのは、お母さんらしくないからね」 ブラッドの父親は、そう言って、時計を見上げた。
ブラッドの母親は、金を集めようとしているのか。そう思いながら、俺は思わず邪悪な笑みを浮かべていた。とたんにズボンの中、勃起が始まるのを感じ、素早くテレビに集中して紛らわせた。ようやく玄関前に車がくる音がした。車のドアがバタンと閉まり、玄関のドアが開く音が聞こえた。
「遅くなって、ごめんなさい」
ビジネス服を着たステファニが俺たちの前を歩きながら、そう言った。寝室へ通じる廊下を進むブラッドの母親を見ながら、俺は素早く、そのゴージャスで熟れた体の隅々に目を走らせた。
- 2009/05/07(木) 17:07:22|
- 誰とやったか知ってるぜ 第4章
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そして、マーサは、またも僕を驚かせるようなことをしたのである。僕にセックス雑誌を買って欲しいと言ったのだ。
どうしてと訊くと、大学時代にちょっと読んだことがあって、それ以来、ずっともっと読んでみたいと思っていたと言った。話しを聞くと、どうやらマーサは、体験記とか投稿告白のような雑誌を意味しているのが分かった。そういう雑誌は、大半が男性向けに売られているのだから、基本的に、どんなことが男性を興奮させるかを表わしているはずで、それが知りたいのだと言う。僕は、どんな男でも、どんな雑誌でも、何の刺激にもならないような記事や、逆に、興ざめさせてしまうような記事があるものだよと言ったが、彼女は頑固で、結局、僕はマーサに2冊ほど買ってあげたのだった。
次に彼女に会った時、訊いてみた。「で、どう思った?」
「何のこと?」
「あの雑誌さ」
「男の人って、本当にああいうのが好きなの? 投書とかにあるああいうのが?」
「全部が好きってわけじゃないよ。それは保証できる」
「まあ、でも、あなたが好きなのを、少なくとも一つ当ててみせることができるわ」
「何だい?」
「3P」
僕はマーサの顔をじっと見つめた。なるほど、確かに彼女はあの手の雑誌から男性についての何かを学び取ったらしい。
「・・・しかも、別の女の人を交えての」
そうマーサは話しを続けたが、僕は返事をしなかった。
「どう?」 黙っている僕に痺れを切らしてマーサが問いかけた。
「確かに、そのアイデアにはアピールがあるよ」
マーサはケラケラと笑い。その後、黙った。僕の返事を待っているようだった。僕は黙ったままでいた。
「どう? してみたいんでしょう?」 ようやくマーサが言葉を発した。
「3Pを持ちかけているということ?」
「やってみたくないの?」 マーサは、どうしても僕に自分で言わせようとしている。「さあ、イエスかノーかはっきりしなさいよ」
「まあ、訊かれたから言うけど、イエスだ」
「オーケー! 私にできることを考えてみるわね」
マーサは、自分から3Pの設定をすると言っているのか?
「誰と?」
マーサはフェイスのことを考えていたのだろうか?
「さっきも言ったでしょ? 私にできることを考えてみるって」
そそられる話しではあったが、僕は、あまり安心できる気分にはなれなかった。マーサは、他の女たちに、僕がそれを望んでいると話すつもりなのだろうか?
ふと、別の考えが浮かんだ。「マーサこそ、3Pを望んでいるんじゃないのか?」
「ええ、楽しいかもと思っているわ」
「女性にも惹かれるのかい?」
「いや、特にそういうわけではないわ」
「じゃ、ちょっとは、ということ?」
「多分ね。私は、あなたが興奮しているところを見るのが好きなの」
だが、それなら、こんなことをするのは、明らかに職務範囲を超えている。
「そんなことをする必要はないじゃないか」
「いいえ、するわ」 マーサは意思を固めているような口調だった。こうなると、彼女の意思を変えようとしても無駄なのは分かっていた。
「誰か、意中の人はいるのか?」
「はっきりとではないけど。ジョイスに聞いてみようと思ってるわ。誰か興味がありそうな人がいないかって」
ジョイスは、マーサの友人で、僕も2回ほど会ったことがある。マーサは、ジョイスはレスビアンだと言っていた。
「ジョイスは、男に興味がある人を知ってるのか?」
「私のことを知ってるわ」
「僕が言ってる意味を知ってるくせに」
「他にもっと良いアイデアがあるの?」
いや、僕にはなかった。
- 2009/04/28(火) 17:54:54|
- Fashion ファッション
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口であそこを愛し続けながら、指を1本挿入し、抜き差しの動きを始めた。ディアドラは、僕の顔に向かって腰を突き上げ始めた。喘ぎ声も連続して出し続け、またも、新しく理性が麻痺するようなオーガズムに向かってロケットのように高く舞い上がり始めているのだろう。
でも、僕は別のことを考えていた。分かってくれているとは思うが、僕は別に残酷な性格の人間ではない。だが、僕には、どうしても知りたいことがあった。ディアドラが僕について、どう感じているのか、それがどうしても知りたい。彼女は、僕にたいする感情をなかなか話そうとしてくれない。だから、ちょっとだけ、誘引となる刺激を与えたら、彼女から返事を引き出せるかも知れないと思ったのだ。
ディアドラがオーガズムに近づいているのを見極め、僕はちょっとだけ攻撃の手を緩めた。オーガズムのふちには保ちつつも、そこを超えることはできない程度に、彼女の興奮を静める。それを何度か繰り返した。毎回、ディアドラをクライマックスのギリギリまで追い詰めつつも、毎回、最後まで達することは許さなかった。彼女は次第に狂乱状態になっていった。
あそこに情熱的にキスをし、クリトリスを舌でねぶった後、頭を上げた。指は相変わらず出し入れを続けていた。
「ディ・ディ? ディ・ディ? どうしても、訊きたいことがあるんだ」
ディアドラはかっと目を見開いた。困惑してるようだった。「何? 何? 何を知りたいの?」
「ディ・ディ? 君が僕をどう思っているか、どうしても知りたい。僕は、何だか、いつも一人っきりでいるような感じがしているんだ。どうして、僕についてどう感じているか教えてくれないの?」
ディアドラは頭を振った。「ダメ。それは訊かないで、お願い。ごめんなさい。でも、訊いて欲しくないの」
もう2、3回、クリトリスを舐めて、彼女の興奮を高めた。それから2本目の指も中に滑り込ませた。もう一方の手をお尻の方に回し、1本の指で、彼女の別の穴を優しく撫でた。
「いいだろう? ディ・ディ。僕に話してくれるだけで良いんだよ。そうしたら、いかせてあげるから」
「ああ、アンドリュー、どうして、そんなひどいことができるの? ああ、ひどい。ああ、お願い。本当に! アンドリュー、お願い!」
僕は、少し後ろめたい気持ちになっていた。しかし、僕にとって、こんなことができる女性は初めてでもあったのだ。つまり、オーガズムを求めておねだりさせること。そんなことができた相手はディアドラが初めてだ。女性にいかせて下さいとねだられること。これは、嬉しいことだと知った。
「ディ・ディ。ディ・ディ。僕のことをどう感じているの?」
もう一度、舌を使い、クリトリスをこねるようにして舐めた。気が狂いそうな状態にまでは舞い上がらせるが、決して、絶頂にまでは行かないような程度の刺激。
ディアドラは、もう耐え切れなくなったらしい。
「いいわ、分かったわ、ひどい人! 認めるわ。あなたのこと愛してるの。私自身を愛するより、あなたのことを愛してる。今も、これからも愛してる。愛してるのよ!」
口を使っていかせる気には、どうしてもなれなかった。代わりに、彼女の体を両腕で抱きしめ、彼女の中に入った。どうしても入らなければいられない気持ちだった。僕たちは互いに愛し合っているのだ。どうしてもセックスをしなければいられない。
ペニスを挿入すると、ディアドラはオーガズムに達したことを告げる叫び声を上げた。僕は激しく抜き差しの動きを続けた。僕自身のクライマックスも驚くほど急速に近づいているのを感じた。そして、再び、僕は彼女の中に溢れんばかりに精を放ち、再び、彼女は僕のものだと明確に主張を伝えた。誰のものでもない、僕のものなのだ。それまでの僕の人生で最も幸せな瞬間だった。
- 2009/04/28(火) 17:09:54|
- デス・バイ・ファッキング 第4章
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レオンの両肩に、どこかしら険悪な力がこもっているのを見て、イサベラは、何か悪い予感がし、背筋にぞくぞくと冷たいものが走るのを感じた。横たわった姿勢から、ゆっくりと体を起こし、両足をそろえてベッドの横へ降ろし、ベッドに座る姿勢に変わった。
イサベラは改めてレオンの姿を見た。マリイを見下ろす彼は、堂々とそびえ立ち、どこか人を寄せ付けないところがあった。輝く金色の髪は黒皮のコートの襟に掛かり、その姿は金色の神のよう。雪白のチュニック(
参考)を着た姿のため、金色の肌や引き締まった逞しい太腿が見え、その両足は膝までの高さの黒皮のブーツに覆われている。彼女は、彼の姿を見るだけで体が勝手に震えだすのを感じた。身体が心を裏切って、レオンが近くに存在するだけで反応を始めてしまう。身体が反応することなしにレオンを見ることができないのではないかと思ってしまうイサベラだった。
「この塔は境界外であると命令を出したはずだが?」 レオンはマリイに静かに語った。恐ろしいほど静かな声で。
「でも、あなた、私のことは別でしょう? それに、あなたが美味しそうな娘をここに連れてきたと聞いたた、私、どうしても自分で確かめなくてはいられない気持ちになったのよ。それにしても、この娘、驚きだわね。こんなに可愛くて、しかも、初々しい」
レオンは、片眉を上げた。「わしの命令ははっきりしているはずだ」
「でも、この修道院に隠れていた淫乱娘がここに来てから、私、あなたに何日も会っていなかったのよ。寂しくなっていたの」
「この娘が淫乱かどうかは、まだ分かっていないが・・・」 レオンは、ちらりとイサベラに目をやりながら、冷たく答えた。 「それに、寂しさを紛らわしたいと思ったら、お前に喜んで手を貸そうとする男女がいくらでもいるだろう。・・・さあ、ここから出て行くのだ」
「でも、レオン・・・あの娘を私にも使わせて・・・そうして欲しいの」
あれほど傲慢だったマリイが、今は、卑屈に懇願しているようにイサベラには見えた。イサベラは、固唾を呑んで、レオンは何と答えるか待っていた。まさか、レオンは・・・
「マリイ。お前はわしを操ったり、わしに指図をしたりできる立場ではない。今すぐ、ここから出て行くのだ。お前のことは、後で、扱うことにする」
冷たく言い放たれた言葉は、まるで、鞭のようにマリイを叩いた。イサベラは、マリイが怯えた目つきで彼女を振り返った後、慌てて小部屋から出て行くのを、目を大きくして見ていた。そのイサベラの目が、用心深くレオンの目へと向けられる。ゆっくりとではあったが、イサベラは、あのような親密な形でマリイに体に触れるのを許したことは、レオンの望みではなかったことを悟ったのだった。それを悟り、イサベラは恥辱に顔を赤らめた。
- 2009/04/28(火) 16:09:18|
- 無垢の人質 第5章
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僕は、ハイヒールを履いたまま、なよなよとした足取りでゲイルのデスクへ行き、パソコンの画面を見た。画面には僕のオフィスが映っていて、ディスプレーの隣の小さな箱には、ドナが電話を耳に当てたまま大笑いしている画像が出ていた。ドナとゲイルの企みの全体像がはっきり分かるにつれ、僕もつられて笑い出していた。
自分のオフィスに戻り、電話を取った。
「さぞかし面白がってるんだろうね。はっ! 実に面白いよ! でもね、君はすべてを見たわけじゃないんだよ。最後に笑うのは僕の方かもしれないんだよ、ドナ女王様」
ドナとゲイルは、二人ともまた笑った。
「あなたのコンピュータを見てくれる?」
画面には、トイレのドアのところでゲイルがひざまずき、僕の男性自身に奉仕をしている動画が映っていた。黒いパンティの中から飛び出ている分身を見ると、男性自身というより、女性自身と言った方がふさわしいかもしれない。僕は電話を置いて、ゲイルのオフィスに戻った。彼女のデスクには、僕のデスクにあったのに似たウェブ・カムがあってトイレの方向にレンズを向けていた。
「説明させてくれ」 と言いかけた。ドナはまた笑っていた。
「説明は必要ないわ。あなたは、私とゲイルが書いたシナリオ通りに反応したのよ。最高の女装役者を演じてくれたわ。あなたが家に戻ったら、ビデオを全部見せてあげる。・・・それはそうと、男性のお客様にデートに誘われる前に、かつらとヒールを外して、口紅も落としたほうが良さそうよ。でも、お願い。家に戻って来たら、もう一度、かつらを被って、ヒールを履いて欲しいの。それにトイレの戸棚にしまってあるお化粧道具も使って欲しいの。あなたのクローゼットには、ちょっとしたものがあるのよ。あれ、私、とっても気に入ってるのよ。じゃあ、バイバイ。それにゲイルも、バイバイ。ありがとう」
「どういたしまして」 と向こうの部屋にいるゲイルが言い、電話を切った。
- 2009/04/10(金) 17:50:23|
- バースデイ・プレゼント 最終章
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「ポルノ・クイーンの誕生」 第7章 Making of a Porn Queen Ch. 07 by Scribler
この何ヶ月かの間に、私とヘレンとの間柄は、以前にも増して親密なものになっていた。毎週金曜日には一緒にデートに出て、楽しむ。夜には、ヘレンはマークたちの家に来て、私と一緒に夜を過ごす。そしての週末も泊まり続け、トレーシーとマークとも一緒に過ごし、日曜日の夜遅くに帰っていくのが普通だった。
時々、私たち4人、時にはマリアも含めて5人で一緒に乱交することもあった。そういう時、カメラが1台かそれ以上用意されてて、撮影されるのも珍しくなかった。もちろん、そういう時に撮ったビデオは、ディスクにも焼きなおされる。
1月上旬になる頃には、私たちのホームメイド・ビデオのコレクションができていた。実際、12本以上。その編集は、マークが抱えている唯一の編集者であるビル・グラフトが、すべて行っていた。
ビリーは、たいてい、いつも仕事をする部屋にこもっているので、私はあまり彼に会うことはなかった。2回ほど、何か仕事のことでマークに連絡しに家に来たことはあったけれど、彼は長居することは決してなかった。スタジオでも私は2回くらいしかメインのオフィスに行ったことがない。だから、ビリーと顔を合わせたのは、それくらいしかなかった。
ビリーは、ルックスが悪い人ではない。プラスチックの縁の眼鏡をかけていて、ちょっとオタクっぽい感じ。体つきは痩せている方だと思うけれど、彼の服装だと、はっきりは分からなかった。たいてい、バギーのスウェット・シャツとジーンズの格好で、上もズボンも彼にはかなり大きすぎのサイズだった。顔はとてもキュートで、瞳は明るい青。ポルノ映画に出てくるような、筋肉隆々の逞しい男でないのは確かだけど、その代わり、とても知的で、私と会うと、目は合わせてくれないけれど、いつも、こんにちはと声をかけてくれる。
2月上旬、ちょうどバレンタイン・デイの前の頃、ヘレンとクラブに行こうとしていたときだった。家から出ようとしたとき、マークから、メイン・オフィスに行って、ビリーが用意しているディスクを何枚かもらって来てくれと頼まれた。私は、マークの車を使わせてもらっていたので、断ることはできなかった。もっとも、断ることなど考えすらしないことだったけれど。
ヘレンの家はオフィスへの途中にあるので、まずはヘレンを拾いに彼女の家に行った。車にヘレンを乗せた後、オフィスに寄らなければいけないと伝えた。ヘレンは驚いたようだった。
「ええ、どうして? ビリーはまだオフィスにいるの? 金曜日の夜の8時なのよ。もっと良い場所に行っててもいいはずなのに?」
「オフィスに着いたら、そのことを訊いてみるべきかもね」 そう言いながら私は車を走らせた。
オフィスに着いたけれど、誰もいないような感じだった。2、3箇所、電気がついていたけれど、そこの電気は、誰もいないときでも常時灯っている明かりなのは知っている。
私のキーを使ってヘレンと一緒にオフィスに入り、奥へと進んだ。ビリーのオフィスは一番奥にある。そこはオフィスというよりも、作業場と言った方がふさわしいところで、ビリーは編集に使うコンピュータを何台かそこに置いていた。
オフィスのドアは開けっ放しで、ビリーはデスクに覆いかぶさるようにして、コンピュータのディスプレーで何かを没頭して見ていた。最初は、別のTガールのビデオを編集しているのだろうと思ったのだけれど、すぐに、そのビデオは、マークが家で撮影したものだと分かった。私が映っている。
- 2009/04/09(木) 13:00:23|
- ポルノ・クイーンの誕生 第7章
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明け方、寒々とした灰色の光の中、スティーブには、夜に妻と愛しあったことが、夜に思ったほどは、良いことだったように思われなくなっていた。確かに素晴らしいセックスだったし、前のように夜の間ずっとバーバラを抱き続けるのも良かったけれど、依然として、バーバラの不倫については、まだ彼が理解していない問題や、解決しているとは思えない問題がたくさんあった。
例えば、いまだ彼はバーバラのことを信頼していないし、今後も再び信頼できるようになるのか分からなかった。夫婦関係を裏切ったことをバーバラが悔やんでいることは受け入れたものの、それで何が変わるかというのもはっきりしていない。最も大切なこととして、スティーブは、そもそも何故バーバラが不倫をしたのか、その理由が理解できていなかった。
だが、スティーブは、そのような問題は残っているし、二人が合意した時に限りセックスをするという約束をバーバラが破ったことに、表面的には腹を立てている振りを見せはするものの、以前のように彼女の間に境界を設けたり、一緒に暮らす際の条件を立てたりすることを重要視しなくなってきていた。もっとも、依然として、家庭内別居の状態は続いているとは考えていた。
バーバラとの境界とか条件とかを考えると、いつの間にか、そのようなことは、彼にとって影が薄いことになっているように思えた。再び一緒に暮らし始めて、いつの間にか、知らず知らずの内に、和解を求めなかったり、和解が可能であるのを信じないという状態から、和解が可能かもしれないと期待する状態へと、踏切を超えてしまったようだった。スティーブは、そのことに気づき、気落ちした。再び、以前のように、自分の将来を自分でコンロトールできない感覚をもたらされた感じがしたからだ。
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「では、今夜も、『許し』について話し合うことにしましょう・・・お二人が昨夜、愛しあったということを踏まえて・・・」 ヴェルン・ヒューストン氏が話題を提案した。
スティーブは、カウンセリングが、何か別の方向へ向かってくれれば良いと期待していた。彼は、この日一日中、自分とバーバラが行ったことの影響について考えていた。そして、あのセックスと、その出来事を取り巻くあらゆることを考えれば考えるほど、自分は、バーバラの不倫とそれに対する自分の反応について理解しているという自信が薄れていくのを感じていた。
「いかがですか、奥さん?」 ヒューストン氏は促した。
バーバラは、意思を決めかねているように長い間、ヒューストン氏を見つめた。
「そうですね。それについて前に話したように・・・」バーバラはゆっくりと語り始めた。「許しとは、善良な人も何か悪いことをしてしまうことがあるということを認めることだと・・・心から悔やんでいるならとか・・・そういうことではないかと・・・」
「ええ、そうですね。その定義についてはずいぶん話し合って了解しあいました・・・そうですよね? ご主人?」
スティーブは頷いた。「ただ、僕は、誰かを許すことに関係するいくつかについて、まだ疑問を持っていることは言いましたよ」
「分かっています」ヒューストン氏は素早く答えた。「それについては、追って考えることにします。ですが、今は、一つの問題に限定して、お二人の話し合いを聞きたいと思っているのです」
スティーブは、ちょっと躊躇いを見せた後、頷いた。
- 2009/04/09(木) 12:13:03|
- 報復 第9章
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実際、マーサが上になって始めると、僕は彼女の振る舞いに、完全に畏敬の念を持つようになっていた。その激しく狂う様子、上下に体を弾ませる動き、そして僕の分身を上下に滑り絞る彼女のその部分。これまでの人生で、この時のような体験はしたことがなかった。マーサはセックスが大好きであることがはっきりと伝わったけれど、彼女がこれほどセックス好きであることが僕にもたらす効果の大きさにむしろ驚いた。
その日の夕方、家に戻ったが、ずっとマーサとの行為のことが頭から離れなかった。
月曜日になり、職場に来たが、マーサと話しをする時、どうしても笑顔になってしまい、それを隠すのに苦労した。
昼食時、マーサが僕のところに来て、一緒にランチを食べに出ようと僕を誘った。一緒にランチを取るのは普通のことだったが、友達のままでいようと誓いあったにもかかわらず、僕はランチを食べる時、どういうふうに話しをしたら良いか、途端に不安になった。いまや二人は、あのような関係になったわけなのだから。
「また、おどおどしているようね」
マーサがきっぱりと言った。彼女は僕のことを分かりすぎている。
僕はいきなり彼女の両肩に手を伸ばし、引き寄せ、キスをした。彼女もキスに応え、1分くらいキスをしていた。それから体を離し、小さな声で言った。
「こんなことしないで。こんなことをしちゃダメなんだから!」
マーサは僕に抱かれながら体を僕に押し付けていた。勃起が体に当たるのを感じていたはずだ。
いや、実際には、この日、昼食時に僕たちは行為に及んだわけではない。ただ、僕のオフィスで、彼女に指で愛撫し、乳首にキスをするところまでは行った。そして、この時もマーサは絶頂に達した。二人で僕のデスクの端に腰を降ろしながら、僕は、マーサが絶頂から落ち着くまで、ずっと抱きしめていた。
「クイッキー(
参考)をすることなるとしたら、フェラでいかせるのも覚えなくちゃいけないわね」
突然、そんなことを言い出すので、僕は彼女をまじまじと見つめた。そして、彼女は、そんな僕を見て笑った。
実際、マーサは、これも覚えたのだった。そして、それから間もなく、僕たちは、誰か他の人にランチに誘われたりしない時は、いつも、僕のオフィスで昼食時を過ごすようになり、さらに、僕は、時々、家に帰る途中、彼女のアパートに寄り道して帰るようになったのだった。
マーサは、まさに、目を見張るべき女性だった。セックスが好きであるという点で。様々なことを試したがる点でも、驚きの連続だった。クンニリングスをしてあげると、本当に、狂ったように燃え上がっていた。自分が、こんなにまで女性を喜ばせることができるという感覚は、本当に、特別な経験だった。
- 2009/04/08(水) 16:55:07|
- Fashion ファッション
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キスをした。情熱と愛情と欲望のキス。両手でディアドラのローブの前を開いた。ローブは床に落ち、僕の腕の中には素っ裸の彼女が立っていた。僕には上品に振舞う余裕がなかった。彼女をすくい上げ、ベッドに運んだ。大急ぎで服を引き千切るようにして脱ぎ、あたりに放り投げた。うおーっと吼えながらベッドに飛び乗る。そして、その途端、僕は安心した。
彼女の奥深くに入っていた。一気に突っ込み、彼女を我が物としていた。彼女を強姦しているようなものだったが、彼女自身がその強姦の良き協力者だった。顔はに淫楽に喜ぶ表情。両腕を僕の背中に回してしがみつき、僕の肌に爪を立てている。でも痛みなど感じない。足裏をベッドにつけたまま膝を曲げ、両脚を大きく広げている。僕は動物のように吼えながら、欲情をぶつけていた。彼女も叫びながら、欲情をぶつけ返していた。二人とも、淫欲に狂った原始的な2匹の動物になっていた。
激しく出し入れをしている間、ディアドラは何回かオーガズムに達していたが、僕のペニスはまだ鋼鉄の状態のままだった。動きのスピードを落とすことすらできない。彼女に休息を与えることすらできない。どうしても彼女に注ぎ込まねば、いてもたってもいられない。どうしても、ディアドラにオーガズムの最も根幹となる部分を味わわせ、彼女に、彼女は僕だけのものだと示さなければ、いてもたってもいられない。どうしてもそのことはディアドラに分かってもらいたい。他の誰にも渡せないのだ。彼女は僕だけのものだ!
強烈な解放に向けて、どんどん高まっているのを感じた。それまでも激しく動いていたにもかかわらず、なおもどんどん激しさを増して、彼女に打ち込み続けた。やがて、絶頂に近づくのを感じ、とうとう、そこに達した。
彼女の中、ペニスが爆発し、僕の精子を浴びせていた。撃ち出されたのがきっかけとなってディアドラも再びオーガズムに達する。甲高い叫び声を上げて絶頂を告げ、頭を後ろに振り、体をアーチ状に反らせ、その姿勢のまま強張り、激情を耐える。
そして、彼女は、がっくりと崩れた。抜け殻のようにぐったりとなった。使い古した人形のように、両腕、両脚とも広げ、大の字になって横たわっていた。目は閉じ、何か分からぬ言葉を小声でつぶやいている。
僕も彼女の隣に横たわり、もう一度、彼女を抱き寄せた。ディアドラが目を開けたとき、目に涙が浮かんでいるのが見えた。彼女をいたわりたくなる。優しく顔を擦ってあげ、愛していると言った。
「乱暴すぎたんじゃなかった? ごめんね」 彼女には幸せな気持ちになって欲しい。僕を愛して欲しい。それだけを望んでいた。
ディアドラは、華やかな笑顔になり、頭を左右に振った。「いいえ、アンドリュー。あなたがあのようになっている時は、どんなことをしても乱暴すぎるということはないの。昨日と今夜のことについては、あなたにどう感謝してよいか分からないわ。私には、本当に、特別な2日間だわ」
彼女にキスをした。彼女は、優しく心を込めて僕に抱きついた。それだけでも、また、僕の中に炎が燃え上がってくるのを感じた。彼女の場合、僕は、いくら抱いても、抱き飽きることがないようだ。決して。
キスをしながら、ゆっくりと下方へずれた。慈しむように時間をかけ、辿る道筋に現れるすべての場所をキスの形で賞賛し、崇拝していく。
やがて僕の唇はディアドラの女性の部分にたどり着いた。心を込めて、彼女のそこをあがめ始める。
決して急ぐことはしなかった。ゆっくりと愛撫を続け、緩やかなカーブではあるが、常に上昇かーぶになるように、彼女の興奮を高めていく。僕は、ディアドラとなら、クンニリングスをするのがこんなにも嬉しくて堪らない。
- 2009/04/07(火) 10:50:33|
- デス・バイ・ファッキング 第4章
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イサベラは、もう一本指が加わるのを感じ、ぶるぶる体を震わせた。マリイの2本の指が、若い娘の肉体から反応を引き出そうと愛撫を始める。反応をしたくないのにと堪えるイサベラは、恥ずかしさが湧き上がってくるのを感じた。
「おやめください・・・」
やっとの思いで囁いたが、マリイの指に快楽の蕾を探り当てられ、顔を横に背け、みじめさに目を閉じた。
目を閉じたままでも、マリイの体重でベッドが揺れるのを感じた。マリイは、たっぷりしたシルクのスカートを後ろに引きずりながら、ベッドに上がり、イサベラの太腿にまたがったのである。
「ああっ・・・」
熱を帯びた唇が、敏感な乳首に触れ、甘美に吸い上げるのを感じ、イサベラは溜息を漏らした。太腿に何か熱い部分が押し当てられ、そこに擦りつけているのも、淫らすぎる。
イサベラは、こんなふうに自分の胸をキスでいじめているのは、実はレオンなのだと想像しようとした。彼の熱く優しい唇で愛撫されているのだと。この、繊細なタッチで触れてくるものの、残酷そうな眼差しをした女に愛撫されているのではないのだと。
だが、イサベラは、間もなく、自分の身体が拒否するのをやめてしまったのを知るのだった。無力な肉体がマリイの愛撫に反応し始め、熱い滴をちろちろと脚の間に垂らし始めたのである。
「おや、お前、これが好きなんだね。違うかい? 可愛い淫乱娘?」 マリイは、濡れた乳首にふうっと息を吹きかけながら、嬉しそうに言った。
イサベラは、一旦離れたマリイの口を求めるかのように、背中を反らせ、胸を突き上げた。自制心が溶け出しているのを感じる。マリイの巧みな指は、依然として責めを続け、イサベラは、喘ぎ、体をくねらせて耐える他なかった。レオンの高圧的な愛撫と、あまりに異なった別次元の愛撫。
女の口が、湿った跡を残しながらイサベラの胸を横切り、もう一方の乳房の頂上を予想外に強く捕らえた。
「あっ、いやっ、やめて・・・わ、私、こんなのいや・・・」 また、熱い涙が溢れ出し、イサベラの頬を伝った。
マリイの舌が乳房をぐるりと舐めまわし、その後、乳房全体を口に含むのを受け、イサベラは体を震わせた。
「あら、でも、お前の可愛い体は、正反対のことを言ってるよ。お前の可愛い口とは異なって、体の方は嘘がつけないようだね」
「あっ!」 また、もう一本、指が加わり、彼女の中に忍び込んでくるのを感じ、イサベラは小さな溜息を漏らした。快感に耐えるように、体の両脇で、両手にこぶしを握り、身体が勝手にぐいっとベッドからせり上がった。「あうっ・・・!」
「マリイ!」
予期せず、静かにその言葉を掛けられ、マリイもイサベラも、はっと息を飲んだ。そこにはレオンがいて、小部屋のドアに無頓着そうに寄りかかっていた。黄金色の目を細め、目の前に展開している見世物を眺めている。
「あなた!」 マリイは声の主にさっと顔を向け、叫んだ。ベラの上から滑り降り、部屋を駆け、両腕を広げて、長身の男に抱きついた。
「あなた、早く戻ってきたのね」
イサベラは、レオンが、マリイの頭越しに自分の方へ視線を向け、そのクリーム色の肉肌をさっと見定め、うっとりとした目つき、火照った頬、そして、マリイの愛撫により湿ったままになってる勃起した乳首に気づいたのを感じ、息を飲んだ。何を考えているか読めない視線に晒され、イサベラは全身に緊張を走らせた。
レオンはイサベラから視線を戻し、抱いているブロンドの女に視線を落とした。そして、彼女の両手首をゆっくりと、しかし、しっかりと握り、首の周りから外させた。
- 2009/04/06(月) 20:13:21|
- 無垢の人質 第5章
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