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[2019/03/11] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | コメント(-)

Your fantasies 「あなたの夢」 

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68_Your fantasies 「あなたの夢」

「これって屈辱的だよ。キミにも分かるだろ?」

「もちろん。でも、それこそが肝心な点。それに、その格好すると、あなたが女のあたしに期待してることがどういうことか、少しは認識できるようになるわ。なんだかんだ言っても、あなたは、その服を、あたしに着せたがっていたんだから。この『チアリーダー』のコスチュームって、あなたの夢だったんでしょ?」

「でも、チアリーダーになるのはボクじゃなくて、キミだったんだよ!」

「あら、そうかしら? どうだか? あなたこそ、簡単にここまで調子を合わせてきたんじゃない?」

「簡単に? ここまでのどの段階でも、ボクは抵抗してきたじゃないか!」

「あらほんと? 全然、気づかなかったわ。まあ、事実が何であれ、あなたは結局はその格好になったの。すね毛を剃ったり、お化粧をしたり、そのキュートで可愛いスカートを履いたり。これってどう見ても、最初からあなたが計画してきたことのように思えるけど?」

「そんなことはない! 誓ってもいい、こんなこと……」

「いいから、続けて。前かがみになって。あなたの可愛いお尻を見せてちょうだい」

「少なくとも、下着を履かせてくれない?」

「その点こそ、あなたが求めていた一線じゃなかった? あなたが言ったことよね? あたしに、ノーパンでチアリーダーの格好になってくれって。だから、あなたも下着なしになるの。そこだけは譲れないって、あなたが言ってたことなのよ?」

「ぼ、ボクは気が変わったんだ」

「そんなのダメ。下着なしのあなたが、あたし、好きよ。下着なしだと、テイルゲイト(参考)してる時も、ずっとつま先立ちでいることになるでしょ?」

「て、テイルゲイト? ぼ、ボクはこんな格好で試合を観に行くつもりはないよ。ボクはただ……」

「あたしがしなさいと言ったら、しなきゃダメ。あら、また、めそめそ泣きだすの? それにきっと文句を言いだすわね。でも、決まって、あなたは、最後にはあたしに従うの。いつもそうだったもの。だから、もう、そういう儀式めいたことはやめて、間をすっ飛ばして、しなくちゃいけないことをしたらどう? それに、誰も気づかないって。あなたが行儀よく可愛いリアリーダーでいてくれたら、多分、スタジアムに入るときには、パンティを履かせてあげるかも」

「で、でも……でもボクは……嫌なんだよ……」

「いいから、前かがみになって。そしてにっこり笑って。彼氏の夢を叶えてあげるのに、こんなにグダグダ面倒をかける女の子って、そんなにいないものよ」


[2018/10/18] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Waking up 「目覚め」 

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68_Waking up 「目覚め」

目を覚まし、瞬きした。意識が戻るのにつれて、ゆっくりと目の焦点がはっきりしてくる。依然として朦朧状態だったけれど、体を起こし、自分の置かれている環境を理解しようと周囲を見回した。最後に覚えていることは、スーパーマーケットから出たところまで。妊娠している妻のために、変な取り合わせだけれども、スナック菓子とピクルスとアイスクリームを買って出てきたところだった。そして、その後、目の前が真っ暗になった。

溜息をつきながら目をこすった。

「じきに消えるわよ」と女性の声がした。振り向くと、部屋の隅に、息を飲むほど美しいけれど、どこか見覚えがある、そして目を見張る裸体の女性が立っていた。「朦朧とした状態のこと。それは麻酔の効果だから」

「麻酔?」とボクはつぶやいた。自分の声を聞いた瞬間、驚いて唖然とし、思わず手で口を覆った。今の自分の声は間違いなく女性の声だった。

「ああ、それね」と彼女は言い、ボクの方に近づいてきた。その動きは非常に優雅で、まるで床を滑走してきてると言ってもよいほどっだった。でも、ボクは、彼女の脚の間にあるモノ以外は何も目に入っていなかった。

「あ、あなたは……あなたは男なのか」

彼女は笑った。音楽を思わせる笑い声だった。「かつては、ね」と彼女はベッドに腰を降ろした。「あなたも、かつては」

かつて? 過去形? 一瞬、彼女が何を言ったのか分からなかった。そして、次の瞬間、まるでダムが決壊したように、意識が完全に明瞭になった。最初に気づいたことは、胸に感じるふたつの重み。その直後に、長い髪の房が左右の肩をくすぐるのに気づいた。

胸の中からパニック感が湧き上がり、ボクは過呼吸状態になった。それにより、いっそう、胸の重みを実感する。自分の乳房は、このミステリアスな女性のよりも大きいとは言えないまでも、同じくらい大きいとは言える。

「あ、あんたはボクにいったい、な、何をしたんだ?」 と荒い息づかいをしつつ訊いた。

彼女はボクの肩に手をかけ、なだめる様な声で言った。「落ち着いて。ショックなのは分かるわ。でも、あたしはあなたに何もしていないの、アレックス。もっと言えば、あたしたち、あなたが思ってるよりずっと似た境遇にいるのよ」

「で、でも……」

訊きたいことが山ほどあった。でも、言葉が喉に詰まって出てこなかった。自分がどんな姿になってしまったのか。それを悟り、心が圧倒されていた。

「あたしのことが分からないようね。あたし、すごく変わってしまったから。でも、あなた、あたしのことを知ってるのよ。あたしたち、高校を出た後は接触しなくなったけれど、それまでは友達だったの」

ボクは彼女の顔を見た。見覚えがあるのは確かだった。彼女が本当のことを言ってるのは分かったけれど、どうしても、彼女の特徴をボクが知ってる人物の特徴と一致させることができなかった。

「あたしはブライアン。ブライアン・ヒギンズ」

「な、なんだって? そんな、あ、ありえない……だって、ブライアンは……」

「体重93キロの全身ゴツゴツの筋肉の塊。でも、今はそんなにないわ。ダイエットやエクササイズやホルモン注入で、男の体は劇的に変えられるものなの。言うまでもないけど、あたしはもはや男じゃない。あなたも同じ。この会話から何も理解してないとしても、そのことだけは揺るがない事実として認識して。それを理解してる限り、あまり酷い懲らしめは受けないはずだから」

「こ、懲らしめ?」 依然として、自分の隣に座る美しい女性が、かつては筋肉の塊のフットボール選手だったことに驚いていたが、それでも訊かずにはいられなかった。「いったい誰に?」

「グレッグ・ラニングを覚えてる?」

ボクは頷いた。グレッグは、高校時代、ボクたちのクラス全員にとってのパンチング・バッグだった。彼が容赦なくイジメられない日は一日もなかった。そして、今は後悔しているのだが、ボクも彼の虐待に一役買っていたのだった。

「まあ、あのグレッグは今はちょっと変わったわ。ひとつ言えば、今の彼は億万長者。それに……」

「グレッグ・ラニングがボクにこれをしたと言ってるのか?」 突然、ボクの中に男性的な怒りが湧き上がってくるのを感じた。

「ええ、あなたにも、卒業時のクラスの他のフットボール部員全員にも。まあまあの姿になった人もいれば、残念な結果になった人もいる。正直、あなたは運がいいわよ。すごく可愛いもの」

「ちょっと待って、じゃあ、君が言ってるのは……」

「これは恒久的だと言ってるの。元には戻れない。あたしも逃げようとした。他にも逃げようとして人たちがいるわ。でも、ダメだった。グレッグは許してくれようとしない。そして、彼はあたしたちの体を好き放題に使うの。あたしたちにいろんなことをさせる。でも、従順にしていたら、彼は決してあなたを痛めつけたりしないわよ。それだけは忘れないで」

彼女は立ち上がった。ボクは彼女の腕をつかんだ。「待ってくれ。まだ訊きたいことがいっぱいあるんだ」

「今はダメ。でも、後でその時間があるから。今はとりあえず、言われたとおりのことをするよう頑張るの。グレッグがここに来たら、あなたが持ってるプライドがどんなものでも、全部、心の奥に封印すること。そんなプライドのためにバカなことをしないようにすること」 彼女はボクの手を振りほどいた。「もう行かなくちゃ。あたしにもしなきゃいけない仕事があるから」

そして彼女は出て行った。ボクは自分の新しい肉体を調べ始め、この新しい状況についてどうすべきか考え始めたのだった。


[2018/10/15] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Used 「利用された」 

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68_Used 「利用された」

「ありがとう」とエディは言った。「本当に、心の底から、ありがとう。僕は……」

「ちょっと、やめてくれる?」とキャメロンはウイッグの位置を直しながら言った。「あたしは、別に、あんたのためにこんなことをしてるわけじゃないの。抗しなくちゃいけないからやってるだけ。他に道がないからやってるだけ」

「分かってる。でも……」

「『でも』って何よ、エディ。こういうことなのよ、いい? あたしはこれをやった、そしてこれで終わり。あんたはあたしにおカネを払って、その後はふたりは別々の道を行く。もう、電話はしない。メールもしない。あたしたちそれぞれの別々の生活をしていく、ってそれだけ」

「で、でも、僕たちはもしかして何とかなるんじゃないかと……」

「何とかなるって何よ? 何回かセックスしたからと言って、まさか、あたしがあんたに気があるとか思ってるの? あんたがあたしにつきまとったのには理由があるわ。あたしは女の子として通るよう、みんなが納得するように振る舞ってきたし、あんたの元彼女にちょっとは似ているように頑張ってきた。でも、それだけよ? あんたはあたしを利用している。これまでも、ずっとあんたはあたしを利用してきた。それが分かるまで時間がかかったのは事実だけど」

「僕はキミを利用したりなんかしてないよ」と彼は穏やかな声で言った。

「じゃあアレは何て言うの? あんたは、あの女装ショーであたしを見た。ちなみに、あたしはストレートだけどね。あんたは別に求愛したわけじゃない。あたしにお酒を飲ませて酔わせて、そして、あたしを犯した。その後で、あなたはあたしを愛してるとあたしに納得させようとしてきた。その間ずっと、あたしにあなたの妹として振る舞うように計画していたんでしょ? それを利用したと言わなくて何て言うの?」

「そういうわけじゃないよ。君も分かってるはずだよ。それに、キミが本当にそんなにストレートなら、どうして、これをしたんだ?」

「分からないわ。多分、あたしは自分が思ってるほどストレートじゃないのかもしれない。あんたのせいだからかも。それとも、あたしが飛んでもないバカで、本気であんたはあたしのことを好きなんだと思い込んでいたからかもしれない。分からないし、そんなのどうでもいいわ。あたしは、ただ、これを何とかしたいだけ。あんたが約束したモノが得られれば、後はあたしは姿を消すわ。もうあたしに会わずにすむでしょうね」

「じゃあ、キミはただ遺産の分け前を奪うだけだったということなのか? この2週間、ふたりで分かち合ってきたことを忘れるつもりなのか? それが最初からの計画だったと?」

「そう、それがあたしの計画」

「分かってると思うけど、キミはこれをもうひと月かそれ以上、続けなくちゃいけないんだよ。ティナは姿を消してから2年以上になる。今どこにいるかなんて誰も分からない。だから、キミの姿がティナと違うからって、その違いはあんまり問題にならない。でも、ただ姿を見せて、書類にサインして、現金が詰まったカバンを持って『はい、さよなら』っていうほど簡単なことじゃないんだ。君はしばらくは……」

「自分がしなくちゃいけないことは分かってるわ」とキャメロンは言った。「あなたはあなたの役割を、あたしはあたしの役割をする。でも、あそこに行った後は、あなたは、この『愛してる、どうのこうの』の話は棚上げにしなくちゃいけないの。あなたとあたしは兄と妹になるのよ。あなたが何か愛に狂ったマヌケのように振る舞って、この話を台無しにしてほしくはないのよ」

「ああ、いいよ」とエディが言った。「僕がキミのことを諦めていないと知っててくれている限りは、ね。これが全部終わったら、僕は……」

「やめて」とキャメロンは遮った。「その話はストップ。今から後は、その種のことは、全部、禁止」

エディは頷いた。「ああ、分かった。さあ、服を着て。あと20分もしたら、ウチの家族が来る」


[2018/10/13] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Unexpected complications 「予想外の厄介ごと」 

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68_Unexpected complications 「予期しなかった厄介ごと」

「今日のこと、あなたが言い出したことよね? あたしは、あなたがみんなにあたしのことについて言う気持ちができていなかったなら、別に、家にいても全然かまわなかったのよ?」

「分かってるよ。バカなことを考えたと思ってる。いずれ、分かってしまうことだと考えておくべきだった」

「あたしは、別に、あなたの気持ちが分かっていないとは言ってないわ。あたし自身、丸2年間、フルで生活するまで両親にはカミングアウトしなかったのよ。ちゃんと理解してるの」

「じゃあ、どうしたらいいと? 親のところに進み出て、あなたたちの息子の婚約者のことをお二人ともあれほど愛しんでますが、実はトランスジェンダーなのですって言うのか?」

「それって、そんなに悪いこと?」

「キミはウチの両親を知らないんだよ。頼むよ、ほんとに。父はバプティスト教会の牧師なんだ。そんな父が、ボクとキミで教会に一緒に手をつないで入ってきてほしいなんて、本気で思うか? 母親はもっと悪い。母は優しく振る舞って、キミの顔を見て綺麗な人だねって言うとは思うけど、陰では酷いことを山ほど言うと思う。しかも、それに加えて、これから先ずっと、家族で集まるたびに、母はキミに極々小さなイヤミや攻撃をいっぱい仕掛けてきて、それが積み重なっていくんだよ」

「じゃあ、あたしのことを心配してくれているのね」

「もちろんだ。キミのことが心配だ。僕はキミを愛しているんだから。もし、あの人たちがキミは連中が考える正しい枠に収まっていないと思ったら、どうなると思う? あいつら、バカ者の群れになるよ。僕の兄の元の奥さんを、母がどんなふうに扱ったか、キミに見せたかったよ。そして、僕とキミに対しては、もっとひどい扱いをするだろうって、予想がつくだろ?」

「多分、あなたのお姉さんは黙っていてくれるんじゃない? それとも、お姉さんはそもそも見ていなかったかも。ほんの一瞬だけだったから。それに……」

「見てたよ。それに、あの目ざといアバズレ女は、聞く耳を持つ人なら誰にでも話すと思う。姉は、厄介ごとを掻きまわして大騒ぎするのを生きがいにしてるんだ」

「じゃあ、いずれカミングアウトするのね。お姉さんが、あたしのおちんちんを見たとみんなに話す。あたしたち、それに何とか対処すればよいと。それだけの話じゃない?」

「でも……」

「トム、もう『でも』はナシにして。すでに起きてることなのよ。それを何とかすればよいだけのこと。それだけのこと。あたしたちが互いに力を合わせている限り、問題はないわ。最後には上手くいくわよ」

「僕もキミくらい楽観的でいられたらいいのに」

「これはあなたにとっては初めてのこと。その気持ちは分かるわ。でも、請け合ってもいいけど、あたしは、もっとひどいことを潜り抜けてきたの。これは、道にできたちょっとしたでこぼこにすぎないの。あたしたちなら乗り越えられる。誓ってもいいわよ」







[2018/10/11] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Tagging along 「つるんで遊ぶ」 

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68_Tagging along 「つるんで遊ぶ」
自分の裸の体を見下ろし、ケイシーはつぶやいた。「これ、よく分からない」

同じく裸になっているローラが答えた。「これはあなたのアイデアなのよ。あなたが大学の大きなパーティについてきたいって言ったんでしょ? だから、望み通りになったじゃない。あなたはここに来た。そして、こういうことになった。と、そういうこと。だから、めんどくさいこと言わずに、楽しみなさいよ」

「でも、素っ裸でプールに入るなんて言ってなかったじゃない?」 そう訴えても、彼の言葉はローラの耳には入っていない。彼女はすでに、ダレンの姿に気を取られていた。ダレンはトランクスを脱いでいるところだった。逞しい太ももに沿って降ろしていることである。ケイシーは自分の体とダレンの体の違いに気づかずにはいられなかった。どうして彼女はダレンのような男を見てあからさまに発情しているのに、自分のような男を友だちグループに入れてくれているのか、その疑問が再び頭をもたげてくる。「それにみんなボクのことを女の子と言ってるし」

「基本的に、あなたは女の子よ。だって、あたしの服を着てるし。髪を伸ばしてるし、他のところも全部。そう思うのが普通だわ」

「キミがボクに着せるから、キミの服を着てるんだよ? ボクの持ってた服は流行っていないからって」

「その通りよ。それに、あなたも楽しんでたのは否定できないでしょ? あなたがマークといちゃいちゃしてたの見たわよ」

「イチャイチャなんかしてなかったよ」とケイシーは嘘をついた。「ぼ、ボクはただ……ただ、みんなに優しくしてただけだよ。ボクは別に……」

「でも、マークの方はあなたから目が離せなかったようだけどね」とローラは、そのマークがいる方を顎で指して見せた。彼はすでに素っ裸になっていて、プールの端に座り、脚を垂らし、水につけていた。ケイシーは彼の脚の間にあるモノに目を向けずにはいられなかった。

「ボクには無理。できないよ。本当に……」とケイシーが訴えた。

「あたしのアドバイスが欲しい?」とローラが言った。

ケイシーは頷いた。

「自分ができないことについて考えるのをやめること。したくないことについて考えるのをやめること。本当の自分と違う姿について考えるのをやめること。自然と思えることをすること。もし、それがマークと一緒にいることを意味するなら、その本能に従うこと。それが女の子になり切ることなら、それこそあなたがすべきこと。少なくとも、あたしはそう思うわ。あたし個人のつまんない考えだけどね。あたしのアドバイスを受けるか、受けないなら、帰ればいいんじゃない? でも、あたしはあっちに行って、あそこにいる逞しい彼にめちゃくちゃにエッチしてもらうつもり。あなたもマークと同じことをすべきだと思うわよ」

それまでウジウジしていたケイシーだったけれど、突然、ひらめきを感じた。自分が求めているのを否定するのは馬鹿げている。確かに、それを認めることには山ほどの重荷がつきまとう。中でも、大きなのは、自分が女装について本気で考えたことがなく、ましてや、女の子になるとか、男とセックスをするとか考えもしなかったという事実。……だけど、あの時は、彼は思考が多量のアルコールで柔軟になっており、そんなことは何も問題にならないように思えたのだった。

「分かった、するよ」とケイシーは言った。

「よろしい」とローラは答えた。「あなたなら、正しい選択をすると思っていたわ。さあ、一緒に、おちんちんをゲットしに行きましょう」


[2018/10/10] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Survive 「生き残る」 

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68_Survival 「生き残る」

その人は背が高く、細面で鉤鼻をしていた。そのため、特にハンサムとは言えないが、印象的な顔をしていたと言える。あたしのお客さんの大半に当てはまることだけれど、この人も、このような機会のために、それなりの服装をしてきていて、この人の場合は、高価そうに見える青いスーツと赤いネクタイを締めていた。濃い色の髪の毛は短く刈り揃えられ、あごには剃り残しを思わせる部分が全くなかった。

「この仕事の調子はどうなのかな?」と彼はコートを脱ぎ、ベッドの上に放り投げた。そして、シャツのカフスボタンをいじりながら、質問をつづけた。「まずは、お喋りをして、互いに知り合うのかな? それとも、今は、『直ちに始める』といった状況なのかな?」

あたしはいつもの作り笑いをした。「お客様の好きなやり方でいいわよ」とあたしは片手で彼の腕をさっと触れた。この巧妙な接触はお馴染みのサインで、これからはるかにもっと接触することを示すサイン。「すべて、お客様次第」

彼は微笑んだ。冷たい、死人のような表情で、あたしは裸の背中に寒気が走るのを感じた。急に、どこかに行きたくなった。……どこでもいい、ここじゃないところに逃げたいと。その不快感を隠そうと、あたしはゆったりと背伸びした。そのポーズはあたしの裸体を隅々までじっくりと客に見せる効果を持つのを、あたしは知っている。このカラダを作るのに、多くの時間、労力、そして金銭をつぎ込んできた。この自慢の作品を見せることに不安はまったくない。それでも、彼の視線があたしの柔らかい白肌を舐めるように這いまわるのを感じ、どうしても身震いしてしまった。あたしは、何千人とまではいかないけれど、何百人もの男たちにカラダをじろじろ見られてきた。だけど、この人の視線の這わせ方は特別で、どうしてもドアへと逃げ走りたくなるような視線だった。

「ちょっとお話ししたい気分なんだが」と彼は言い、ベッドに腰掛け、袖をまくり、細かなタトゥだらけの前腕を露わにした。そのタトゥには見覚えがあり、あたしは息を飲んだ。でも、職業柄、あたしは素早く動揺を隠した。その記憶は遠い昔の別の人生を歩んでいた時の記憶。忘れてしまった方が、どれだけよかったか。そう思えるような記憶。

白金色に輝く髪の毛を払いながら、あたしはもう一度、微笑んで彼の方に近づいた。誘惑的に腰を振りながら。近づいた後、ちょっと、彼を見下ろした。彼の目はあたしの胸の真ん前に位置している。でも、この男はあたしの乳房を見ていなかった。たいていの男なら、女が裸の胸を目の前に突きつけられたら、必ず、そこを見つめるはずなのに。彼の視線はあたしの胸ではなく、あたしの顔に向けられていた。射貫くような視線を感じた。もし、この手の仕事に不慣れなままのあたしだったら、彼の目を見た瞬間、あっという間にヘナヘナと崩れ落ちていたことだろう。でも、あたしには経験がある。こういう不快感を隠す方法をマスターしている。

さらに彼に近づき、脚を広げ、彼にまたがりながら、ゆっくりと彼の股間へと腰を降ろした。両腕を彼の肩に絡め、乳房を両脇から締め付け、突き出し、彼の左右の目の間のあたりを見つめる。「何を話したいの?」

彼はさらに嬉しそうな笑顔になった。「ああ、たくさんあるんだよ。ありすぎて困るくらいだ。私はお前のことをずっとずっと探し続けてきた。お前のことを見つけるのは不可能だっただろう。よっぽど運が良かったのか、あの、人がよさそうだが意志の弱そうな医師のところにたどり着けなかったなら、お前を見つけることはできなかったな。そういう、人が良いが意志の弱そうな医者。それに当てはまる人を知ってるんじゃないのか?」

心臓が喉奥から飛び出そうになっていた。心臓の鼓動が彼にも伝わっていると思った。それほど、ドキドキと高鳴り、あたし自身の耳にも聞こえていた。とは言え、あたしは表情を変えなかった。変えることができなかったと言ってもいい。あたしは下唇を噛み、視線をあさっての方に向けながら返事した。「知らないわ。あたし、あんまりお医者さんに知り合いがいないのよ。あなたお医者さんなの?」

彼は笑い出した。その笑い声の陰気な音は、とても人間の発する音に聞こえなかった。「いいや、違う」と彼は両手であたしの腰を押さ、腰の柔肌を揉み始めた。ほとんど痛いくらいに強く揉んでいた。「でも、君ならその医者をしてるだろう。この美しい乳房を作った医者だよ。乳房ばかりじゃない。このほっそりしたウエストや、お前の美しい顔もだ」

「あ、あたし、あなたが何の話をしているのか分からないわ」 それまで平然としていたけれども、その演技が崩れだしていた。

「いや、分かってるだろ。と言うのも、お前はただの女体化した高級娼婦じゃないからな。確かにお前は高級娼婦だ……ちょっと女体化に熱心になりすぎたようだが、間違いなくお前は娼婦だ。だが、最初からそうだったわけじゃないだろう。昔々のこと、お前は会計士だった。そうだろ?」

偽装は剥がされ、終わりだと知った。だけど、どうしたらよいか分からなかった。いま彼はあたしのウエストに両手を持ってきていて、指が深く食い込むほど強く押さえつけていた。たとえそうしていなくても、あのタトゥを見れば、この男が熟練の殺し屋だと分かっていた。逃げるチャンスが見当たらない。

「お願い……あたしは、本当は……」と呟いた。

「いや、お前は、ラモス氏から盗んだのだよ。実に多額のカネを、そうだよな? お前が生活のために、こんなことをしなくても済むような、充分なカネだ。となると、なぜだ? なぜお前はこんなところにいるんだ? その点だけが、私には理解できなかった点だ。私はお前をタイのどこかのビーチで見つけると思っていたのだよ。こんなところで娼婦として働いてるとは、とても……」

「それこそが、あたしがカネを盗んだ理由なのよ!」 小声だけど強い口調で言っていた。声に自分でも信じられないような自信に溢れた調子が籠っていた。「この姿こそ、あたしがなりたかった姿。でも、それを実現するおカネがなかった。胸の豊胸ひとつだけでもどれだけかかったことか……だから、あたしを逃がして。あたしを見つけられなかったと連中に言って。でなければ、ジム・リチャードは死んだと言って。実際、ジムはもう死んだのよ。公的には。メキシコ・シティーに行けば、あたしの昔の特徴にマッチする男性の死亡証明書を得られるわ。だから、こんなことをする必要がないのよ、あなたには。ラモスがいくら払うか知らないけど、あたしはそれ以上の額をあげるわ」

少しの間、彼はあたしの提案を考えている様子だった。だけど、次の瞬間、光のスピードで彼はあたしに襲い掛かり、あたしの首を両手で絞めつけていた。もちろん、あたしは抵抗したけれど、彼の方が圧倒的に強かった。呼吸ができなくなり、命が断たれるのを感じながら、あたしはひとつの単純な真理を悟った。すぐに死ぬことになると知りつつも、あたしは自分の行為を後悔していないという思い。短かったけれど、自分は思い通りの生き方をすることができたという気持ち。組織暴力団連合の雇ったヒットマンに殺されることも含めて、何一つ、あたしの自由を奪うことはできないのだという思い。夢に思い続けてきた人生を送ることができた以上、満足して死ねるという気持ち。

しかし、意識がもうろうとなり始める直前、じたばたしていたあたしは、手の先に何か固いものがあるのを知った。その時は分からなかったけれど、それは重々しい合金の燭台だった。一番のお得意さんのひとりからもらった燭台。首を絞められ、両目が飛び出そうになりながら、あの殺し屋を見つめつつ、あたしはその燭台を掴んでいた。そして、それを使って男を殴りつけた。弱々しい打撃だったのか、男は気絶することはなく、ただ、驚いた表情を見せた。それでも、あたしの首を絞めるチカラは弱くなり、少しばかりとは言えをもたらす呼吸をすることができた。そしてあたしは打撃を加えた。さらに、もう一度。彼は両手をだらりとさせた。さらにもう一撃を加えた。今度は装飾的な燭台の土台に血がついてるのが見えた。男は立っていることができなくなり、ベッドに倒れ込んだ。あたしは、彼にまたがり、その場しのぎの武器を両手で握りしめ、自分が持っているすべての力を振り絞って、燭台を打ち下ろした。彼の額が大きく割れ、赤い裂け目ができるのが見えた。さらにもう一撃。そしてさらにもう一度。何度も繰り返し打撃を加え、男を死に追いやった。恐怖と奇妙に力強い生存本能が一緒になって、あたしの打撃に力を与えていた。そしてやがてその力も尽き、あたしはぐったりとなった。この行為に息を乱し、血しぶきが、あたしのミルクのように白い肌を覆っていた。彼は死んだ。彼の、かつては印象深かった顔は、今は、ぐちゃぐちゃになった血だらけの肉の塊に変わっていた。

どのくらい、血だらけのまま呆然として彼の上にまたがっていたか、覚えていない。でも、男の死体から降りたころには、血が固まり始めていた。でも、あたしは気にしなかった。自分は生き延びたのだ。試練を与えられ、それに勝利した。血まみれで吐き気がするような勝利であったとしても、この勝利はあたしに自分自身の未来への希望を抱かせるものだった。とても長い間、あたしは見つけられるかもしれないという恐怖の中で生きてきた。だけど、床に横たわる殺し屋を見つめながら、あたしは、以前の自分とは異なり、今の自分は簡単な標的ではないのだと悟った。それを悟った瞬間、あたしは誰がどんな非難をあたしに投げつけようとも、自分は必ず生き残ると思ったのだった。



[2018/10/08] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Someone has to do it 「誰かがやらなくてはならない」 

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68_Someone has to do it 「誰かがしなければいけない」

「さあ、ここにいるのが彼よ。あなたのプロム・パーティの時の王様」

「ちょっと待って。ええっ? まさか! レイシー、これ、本当に彼なの? あの胸の……あれ本物なの? あなた、どうやって彼にこれをさせたの?」

「すっごく簡単だったわ。彼はあたしの言いなりよ。混ぜ物にちょっとアルコールを加えて飲ませたら、彼、何でもあたしが望むことをするわ」

「で、でも……彼、胸が。しかも本物のように見える」

「違うわ。偽物とメイクで誤魔化してるだけ。たくさんメイクしてるの」

「でも、すごいわ。ビックリするくらい。でも、なぜなの? 彼をどうするつもりなの?」

「『なぜ』の方は単純よ。あいつは、高校時代、あんなにたくさんの女の子たちを利用しまくった最低男だったから。酔わせたり、クスリを使ったりして。どっちでも同じ。女の子が酩酊状態になると、必ずあいつが出てくる。あなた自身、誰よりも、それを分かってるでしょ?」

「あ、あなたが知ってるなんて知らなかったわ」

「知ってたわよ。この卑劣野郎はあなたをレ〇プした。だから、あたしはこいつに償いをさせたいと思ったわけ」

「でも、どうやって?」

「まずは写真を使って始めるつもり。誰でもいいけど、こんな格好になってる彼を見せる。そうしたら、こいつの評判が生き残るのは不可能になるでしょ。彼を知ってる人ならたら、誰でも、彼はシシーだったんだと思うでしょうね。とすると、こいつは、そんなことにならないようにするためなら、何でもするはず」

「彼にどんなことをさせるつもりなの?」

「これね。恒久的にこの姿になるようにさせる。もちろん、ゆっくり徐々にするわ。一度に小さなステップずつ。でも、完成したら、こいつのおっぱいは本物になってるはず。それに、あたしのストラップオンで犯してくださいって、毎晩おねだりしてることになるでしょうね。その時になったら、パーティを開いて、こいつが犯してきた女の子たち全員を集めるの。そして、こいつがどんな人間になったかをしっかり見せてあげるわけ」

「でも、なぜ? なぜ彼を? なぜあなたが?」

「誰かがこいつを懲らしめてあげなくちゃいけないからよ。あたしにはソレができる。それだけの話よ」



[2018/10/08] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Someone feminine 「女性的な人」 

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68_Someone feminine 「女性的な人」
私が女性的な人とデートしたいからと言って、その人は女性でなければいけないとはならない。


[2018/10/08] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Roommate 「ルームメイト」 

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68_Roommate 「ルームメイト」

「ううっ……!」とジャッキーは歯を食いしばった。「ああっ、うううっ……」

「こうされて、感じてるんだ。そうだろ?」とティムは、ジャッキーのバージンのアヌスに太いペニスを突き入れながら言った。「お前が感じてるのは分かってるんだよ」

「い、痛いのよ!」とジャッキーは叫んだ。「痛くないって言ったのに!」

だが、苦痛の編み物には幾筋もの快楽も織り込まれていた。そして、ジャッキーは震えるようなヨガリ声が口から漏れてしまうのを防ぐことができなかった。今なら簡単に分かると彼女は思った。ティムとアパートをシェアし、一緒に住むようになって以来、様々なことについてもそうだったが、ティムは正しかったのだと。自分は本物の男性とセックスして感じまくるだろうと彼は言っていた。その通りだったと。

それでも、ティムにぐいぐい出し入れされ、快感と苦痛の混じった叫び声を上げつつも、一瞬だけ、ジャッキーは意識が明瞭になる瞬間があった。そして、一瞬の間に、彼女は、自分がこんな短期間にずいぶん変わってしまったことを改めて思った。彼女がティムと部屋を共有し始めてから、まだ1年半も経っていない。その短期間の間に、彼女は、アニメ好きのオタクの大学生から、美しい女性へと改造されたのだった。目を見張るべきことだった。

ティムとジャックは、最初は、ロームメイトとして、最初のセメスターの間は一緒につるんで遊ぶという、普通の男子学生の友人同士として付き合った。しかし、ティムは、ハロウィーンの時、ジャックがあるコスチュームを試着してるのを見たとき、すべてが変わった。そのコスチュームは、ジャックが冗談として買ったセーラームーンの衣装だった。

次の日、ティムは、衣類店の紙バッグをいくつも抱えて寮の部屋に戻ってきた。そのバッグの中には、様々な種類の女性用衣類が入っていた。ビクトリアズ・シークレットからはランジェリー。フォエバー21(参考)のようなお店からはドレスやスカートやパンツやトップス。アルタ(参考)からは化粧品やスキンケア用品。彼はそれをベッドに放り投げ、ジャックに言ったのだった。「もうすでに君の男物の服は全部破棄したぞ。今日から君は女の子になるんだ」と。

もちろんジャッキーは文句を言った。だけど、ティムは聞こうとしなかった。それに、ジャッキーには長期にわたって抵抗する根気もなかった。そして、気がついた時には、ジャッキーは女性化への道を進んでいたのだった。ユーチューブの動画を見て、ジャッキーは化粧、スキンケア、体毛除去を学んだ。……どんなことでも、試してみた。

新しく女性的になり始めたジャッキーは、胸が次第に膨らみ始めたのを知って、ようやく彼女は、この女性化は恒久的なものになるかも知れないと悟ったのだった。明らかに、ティムはこっそりと毎朝ジャッキーが飲むスムージーに女性ホルモンを混ぜていたのだろう。そして、次の1年間の間に、彼女の持つ衣類が変わっていったのと同じように、彼女の体もみるみる変わっていったのだった。

そして今、ティムが自分の中に射精したのを感じ、ジャッキーは、もはや元に戻ることはありえないと悟ったのだった。ジャックに戻ることはないだろう。それに、正直な気持ち、このことはそんなに酷いことなのかと言うと、そうだとははっきり言えない気持ちでもあった。


[2018/10/08] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Relief 「猶予の瞬間」 

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68_Relief 「猶予の瞬間」

「やめて……」とあたしは弱々しくつぶやく。「あたし……あたし、こういうこと、したくないの」

そう言いながら脚を大きく広げ、彼にもっと触りやすくしてあげている。彼の指があそこの中を探り回るのを感じると同時に、乳房を優しく揉まれるのも感じる。あたしは、目を閉じたまま、悩ましい声を上げ始める。「でも、どう見ても、こうしてほしがってるんじゃないのか?」 彼の声には笑みが混じっているように聞こえた。

「そ、そんなことない」とあたしは言う。あたしは、指よりもずっと大きなモノを切望なんかしていないならいいのに。あたしは女の子のように見えていないといいのに。あたしには乳房がないといいのに。柔和で女性的な顔をしていないといいのに。そして、こんなに切なく、彼に犯してほしいと思っていなければいいのに。そのいずれの願いも実現しそうもない。事実は、あたしは指より大きなモノを求め、女の子のような姿で、乳房を持ち、顔も女性的。そして最後の願い、彼に抱かれたくないという願いも、本当は、その正反対なのだ。

彼が立ち上がった。あたしは目を開けるまでもなく、彼がベルトを緩めているのを知る。音を聞くまでもなく、ジッパーが降ろされるのを知る。そして、すぐに、彼のズボンが、床に脱ぎ散らかされたあたしの服の上に積み重ねられるだろうということも。そして、頬に彼の熱い息が吹きかけられるのを感じるまでもなく、彼があたしの上に覆いかぶさったことを知る。

「してほしいことがあったら、ちゃんと懇願してほしいな」と彼が囁いた。

「そんなこと、ありません」 かろうじて声に毅然とした印象を持たせることができた。自ら進んで女体化し、それを後悔していない。その事実を前にすれば、ほとんど、抵抗などできない。でも、そんなかすかな抵抗の素振りをしたおかげで、わずかながらも、チカラが湧いてくる。しかし、彼の固いペニスにアヌスの入口をくすぐられるのを感じた瞬間、その最後のチカラも消えていった。

「してほしいの」 と荒い息づかいで答えた。

「それは分かっている。さあ、懇願するんだ」

拒否しようとした。でも、欲望の方がはるかに強かった。抵抗した。それはいつものこと。でも、負けるだろうと分かっている。屈服してしまうと分かっている。これまで何回も繰り返してきたことだから。あたしにはどうしようもできない。

「お願いです。あたしを犯して。アレ、あたしに下さい」

「それじゃあ、充分な懇願とは言えないな。本気で懇願するんだ。本当にアレが欲しいのか? 俺になるほどと思わせるように言うんだ」

「お願い!」 叫んだ。かすれ声になっていた。「あたしをヤッテ!」

これ以上、癒しの瞬間を焦らされ続けたら死んでしまうと思った時、ようやく、彼は言った。「そんなにして欲しいと頼むなら、しかたないな……」

そして彼はあたしの中に力強く入ってきた。そして、ようやく、あたしは死刑執行の猶予を得たような気持ちになる。


[2018/10/07] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Racheal 「レイチェル」 

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68_Rachel 「レイチェル」

「こ、こんなこと上手くいくはずがないよ。そうだろ?」とボクは、ビキニのトップの肩ひもをいじりながらつぶやいた。「誰もボクは彼女だと信じないと思うよ。それに、たとえ信じたとしても……」

「大丈夫だって」 とキースがボクを遮って言った。彼はじっとボクを見つめた。その彼の目に浮かぶ表情を見て、なおさらボクは居心地が悪くなった。「彼女そっくりだよ」

「着ると落ち着かないんだよ」とボクはビキニの下の方を手にした。小さすぎる。小さすぎる布地に糸みたいな紐がついているだけ。それを公の場所で着るなんて、間違いなく、恥ずかしさの極みだと思った。でも、仕方なく、それに、すべすべ肌の脚を通した。

「平気でいられるようになるんだ。これは大事なことなんだよ、レイチェル」

「その名前で呼ばないで。すごく変だよ」

「でも、これから2ヶ月くらい、君はレイチェルになるんだよ。君も同意しただろ? 君もそうする必要があるんだろ?」

ボクは顔をそむけた。もちろん、キースの言ったことは正しい。彼が最初にこのアイデアを言った時から、ボクには正しいと分かっていた。そして今、姉のビキニを着て彼の前に立ちながら、改めて、正しいと認識しなおす。何も変わっていない。ただ、このアイデアが現実になりかかっているということ以外は。

あたしは腰を降ろし、両手で顔を覆った。「どうして彼女はボクにこんなことをしたんだ?」と呟いた。

気がつくと、キーズが隣に座っていた。逞しい腕をボクの肩に回していた。「彼女が自己中の最低女だからだ。誰より、僕自身がそれを知っている」

彼は正しい。ボクは自分自身の不快感にかまけて、彼の痛みを忘れていた。レイチェルが失踪したことにより、ボクは姉を失ったのだが、キースはフィアンセを失ったのだ。

「あっという間に終わるよ。2ヶ月くらいかけて、君はレイチェルとして人々に知ってもらう。そして結婚式。そして、君の存在は消えてもらう。君が思ってるほど悪いことじゃないよ」

計画は理解していた。それに、ボク自身、不安を感じてはいたけれど、キースが会社から追い出されてしまわないように保証するには、これしか方法がなかった。その会社は、彼がボクの姉と一緒に設立した会社だ。でも、彼のガールフレンドのふりをするというアイデアは、ボクにとってあまり楽しめる考えではなかった。ボクは、どんなにレイチェルに似ていようとも、女ではない。それに、キースがこのアイデアを得てボクに近づいてきた時、ボクは女の子のフリをすることすら、一度も考えたことはなかった。実際、ほんのちょっとお化粧して、高価なウイッグを被り、ちょっとだけ胸に詰め物をしただけで、こんなに自分が変わってしまうのかと、恐怖を感じたほどだった。

「そして、すべてが終わったら、ちゃんと、代償の分をボクに出すんだよ」と、ボクは、ボクがこの計画に乗った理由のことに触れた。「それが約束だったんだからね?」

「ああ、約束だ」と彼は頷いた。「さあ、そこのアレをテープで内側にしまってくれ。それから、お客さんたちを迎える準備に取り掛かろう」

ボクは心の中でうんざりした唸り声をあげた。どうして、ボクをレイチェルとして大々的に紹介するパーティが、プールでのパーティでなければいけないのか、理解できない。だけど、ボクは頷き、小声でつぶやいた。「あたしはレイチェル、あたしはレイチェル、あたしはレイチェル………」と。

パーティが始まる頃までには、ほとんど、ボク自身も自分はレイチェルだと思い込んでいるだろう。


[2018/10/07] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Pieces 「断片」 

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68 Pieces 「断片」
世間の人たちって、笑える。ほとんどみんな、他人の小さな断片しか知らないくせに、全体像を知ってるように思ってる。たいていの人は、他の人のことを短期間しか知っていないはずなのに、そんな小さい断片的なスナップショットで、その人がどんな人間と思うかの根拠にしてしまう。人々がそんな状態から変わるだろうなんて、少なくとも、意味がある形で人々が変わるだろうなんて、あたしたちは真面目にそう思ってはいない。バカで非論理的。だけど、人間はそういうふうにできている。

あたしにとって、このことは両刃の刃。あたしの過去の人たちが知ってるのは、昔のあたし。彼らが知ってるのは、卒業生代表として高校を卒業した真面目な若者。パーティに参加するのを嫌がり、クラスの他の者たちに本当の意味では馴染んではいなかった若者。誰もあたしを毛嫌いしたりしなかったけれど、特にあたしを好きだった人も誰もいない。大半の人たちにとって、私はただの背景の一部にすぎなかった。

はっきり言えることとして、彼らは、その表面のすぐ下に、何かまったく異なるものが隠れていたことを知らなかった。本当のあたし。決して表に出そうとしなかった真のあたし。その本当のあたしは、あたしが世間に見せていた人物の正反対の人物だった。今や、別に特記することでも何でもないことだけど、あたしは女になりたかった。そればかりか、あたしは、非常に特別なタイプの女性になりたいと思っていた。そう、パーティ好きの女の子に。しかも、クレージーなパーティ・ガールに。全身にタトゥーを彫って、全然気にしない女。みんなの注目の的、みんなのイヤラシイ妄想の対象になりたいと思っていた。

そして、あたしはその通りの人間になった。望んでいたより時間がかかったし、使ってもいいと思ったよりもずっとおカネがかかったけれど、でも、今、あたしは、なりたいと夢見ていた人間として生活している。まさにあたしが望んだすべてを叶えて生きている。

もちろん、あたしの新しい友人たちは、あたしの過去について知らない。ましてや、あたしのお客さんたちは、絶対に知らない。と言うか、みんな実際、あたしの過去について訊いたりしないし、あたしも特に話したいとも思っていないのだ。彼らにとって、あたしは、ただのありきたりなシーメールのストリッパーにすぎない。ダンスよりちょっと進んだのことも拒絶しないストリッパー。そして、あたしは、そういう見方をされることを変えるつもりはまったくない。

でも、時々、あたしは、どうだろうと思うことがある。あたしの常連となっているビジネスマンたちが、自分たちの膝の上に乗って股間をグリグリ擦りつけている女の子は、実は、自分たちよりも高いIQを持ってると知ったら、どんな反応をするだろうと。その女の子が、アメリカ中の複数の超有名大学から奨学金を申し込まれた人だと知ったら、どんな反応をするだろう? 当時、あたしはアイビー・リーグに入れる素材だった。今のあたしの友人たち、つまり他のストリッパーたちだけど、彼女たちが、あたしはその申し出を放り投げてきたと知ったら、どう思うだろう?

でも、それこそ、人生を興味深くするもののひとつじゃない? あたしたちは誰かを見て、そして、その人はどういう人物か分かったと思い込む。実際、分かるときもあるかもしれない。でも、実際は、その人の全人生まで分かっていはいないものなのだ。あたしを見て、あたしのことが分かった気になる? さあ、どうかしらね。

そして、まさに、そういう点が、あたしは好き。


[2018/10/05] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Permanent 「恒久的」 

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68_Permanent 「恒久的」

「おはようございます、ケイト様」 あたしはお辞儀をしながら可愛らしく頬む。そして、体を起こして続けた。「朝食はあと10分ほどでご用意ができます。それまでの間、何かできることはございませんか?」

これが通常の朝の挨拶である。この半年間、毎朝、私はこれを繰り返してきたので、彼女がどう返事するかも知っていた。それでも、ベッドから起き上がる彼女にしっかりと注意を払った。眠りから覚め、目をこすり、そして私に目を向ける彼女。彼女が私の態度を吟味するのを感じる。でも、私はすべて完璧だと分かっている。黒と白の制服は、正確にあるべき姿で整っているはず。

「それ、脱ぎなさい」と彼女は言った。

私はためらわない。「はい、ケイト様」 そして、すぐに背中に手を回し、ドレスのチャックを降ろす。以前は時間がかかったけれど、今はそんなに手間取ることはない。ケイト様のメイドになってから、私は実に多くのことに慣れるようになった。2分ほどで、私の制服は綺麗に畳まれ、彼女のベッドに置かれ、そして、私は裸でその脇に立っていた。

ケイト様はじっと私を見据えた。表情が読み取れなかった。何か調べるような目で見据えられ、私は文字通り体を震わせていた。何か欠点を探しているのだろうか? それとも、単に私の体を目で堪能しているだけなのだろうか? 私には分からなかった。ただ、どちらの場合にせよ、彼女は失望しないだろうと分かる。私は自分の外見に充分すぎるほど手入れすることを学んできたのだから。

どのくらい時間が経ったか、ようやく彼女は反応した。溜息だった。「もう、これには飽きてきたわね。あなた、もうクビ!」

それまで取りすましていた私の仮面が壊れた。「クビ? 私をクビになんて、できるはずがないわ」と呟いた。

「もちろん、できるわよ。でも、心配しないで。あなたは自立するでしょう。あなたのような可愛い子はいつでも仕事を見つけることができるものなの。それに、私も輝かんばかりの推薦状を書いてあげるから」

私は打ちひしがれた。最も予想していなかったこと、それが、彼女が私をクビにすること。状況を見れば、そんなことができる可能性すら考えもしなかった。

「分かりました」 私はがっくり力が抜けて、肩を落とした。計画通り、丸1年続けるところまでは到達できなかった一方、昔の自分の生活に戻る準備をするなど、思ってもいなかった。「お医者様に予約を取ります。そうすれば元の状態に戻れるでしょう。こういうモノも取り除きます。そして……」

「何の話しをしてるの?」 と彼女は私を遮った。

「元の夫と妻の関係に戻ること。ずっと前からそういう計画だったから。つまり、丸1年は続けられなかったけれど……」

彼女は声に出して笑い出し、私は口ごもった。「夫と妻? お願いよ。そんなのありえない」

「じゃ、じゃあ、何の話しを?」

「私があなたを再び男性として見ることができるなんて、本気で思ってるの? このようなことを続けてきて?」

「でも私は男性なのです」 自分の口から間抜けな言葉が出ていると思いつつも、言い張った。「私はあなた様の夫なのです」

「確かにね。確かにかつてはそうだったかも。でも今は? 身分証明書にはイサベラ・ラモスってあるんじゃない? あなたに関係した人たちには、ジャック・レインは『自分探し』にチベットに行ったことになってるわ。2週間もすれば、死体が発見されて、ジャックの死体だと認定されるでしょうね。世の中の人たちにとって、あなたは、ただの違法移民のラテン系メイドにすぎないのよ」

頭の中がぐるぐるしていた。彼女は正しい。彼女は細かな点を見逃すとか、間違いを犯すようなタイプの人間ではない。彼女が私の昔のアイデンティティは消失したと言ったら、間違いなく、そうなっているのである。それを思い、私は大変困った状況になったと知った。

「お願いです。ど、どうか、そんなことはなさらないでください」

「もう決めたことよ。今日かぎりで、ここを出て行きなさい」

「でも、どこに行ったら?」

「そんなこと知らないわね。これはすべてあなたが思いついたこと。覚えているでしょ? あなたはロールプレイが大好きな人だった。まあ、そのロールプレイが恒久的なものだったと考えてみればいいんじゃない? セクシーなメイドとして1年だけ、ということじゃなかったと。そう思ったら、あなたみたいな人にとって、すごくワクワクすることじゃないの? さあ、朝食はどうなったの? あなたは、まだ、もう数時間は時間通りに働かなきゃダメなのよ。そういうふうに振る舞ってほしいわね」

「かしこまりました、ケイト様」 どう反応してよいか分からず、反射的にそう言っていた。私は、そそくさと、散らばった服をかき集め、仕事へと戻った。


[2018/10/05] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)

Nymphs 「ニンフたち」 

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68_Nymphs 「ニンフたち」

その島には何か変なところがあった。

だが、私たちはもう何ヶ月もこの島に取り残されていて、流れる月日について意識的に考えることでもしなければ、月日はただの日々として流れていくだけのように思えた。時が経つにつれて、この島は自分たちが住むべき故郷のように感じられ、たとえ救助隊が来たとしても、ここを離れたいと思わなくなるのではないかと恐れた。ハリーも同じ感じでいると思う。いや、彼女の方はすでに、その一線を越えてしまっているかもしれない。彼女はこの島が大好きになっているように見える。

でも、それを言うなら、ボクも同じだろう。風が魔法の不吉な唸り声をあげてる時ですら、ボクはそれまで経験したことのないような快適さを感じた。ボクたちは、ボクも彼女も変わってしまったし、もし、何かのおかげで鏡が出てきて、それを見たら、ふたりともほとんどそっくりになっているのを発見するだろう。それは分かっていた。でも、ボクはその事実を困ったことだとは感じていない。ハリーもそうだ。それは、この島での生活の一部にすぎないから。

ボクたちふたりの服は、ここに来た最初の日になくなってしまった。でも、それで困ったという感覚は数分しか続かず、すぐに、ふたりとも素っ裸でいても何の問題もないことに気づいた。ふたりの顔が変わったときも同じだったし、体が変わったときも同じ。島に来る前は、ハリーは明るいブロンド髪をして、背が高く、彫像のような見事な体つきをしていた。一方、ボクの方は男の中でもガッチリとして荒くれタイプで、ひげを生やし、体毛が多く、喧嘩慣れしてる男の顔をしていた。そして、この島にいてしばらく経つと、ふたりとも変身していったのだった。でも、ボクも彼女も新しい肉体を嬉しく思っていた。この島がボクたちに望む姿かたちに、ボクも彼女も満足していた。

でも、何かが変わっていった。ふたりともそれを感じていた。この島のどこにいても聞こえる、あの魔法の唸り音は、次第に大きくなり、やがて、耳をつんざくほどの轟音になっていった。ふたりとも音を気にしないように努めたけれど、あまりに大きな音なので、頭の中でガンガン鳴り響いてるほどに思われた。

そして、ある日、急に音がやんだのだった。ボクはうれし涙を流した。

突然、背の高い、普通の人間とは思えない人物がビーチに現れた。彼はスポーツマンのような体つきをしていた。全身、引き締まった筋肉で、手足は非常に長く、生まれながらのハンターを思わせる動物的な、余裕に満ちた優雅さを持ち合わせていた。顎はきれいにひげを剃られていたが、角ばっていて、黒髪が両耳を覆うように伸びていた。彼も裸で、ボクには彼の男性器と比べたら、明らかに、自分のそれは小人のそれにしか見えないだろう。

「おお、私の美しいペットたちよ。とうとうお前たちに会えて、私は嬉しい」

「あ、あなたは誰?」とハリーがやっとのことで声に出した。でも、ボクには彼女がどうして声を出せたのか分からない。恐ろしくて声が出せなかったから。この男性が……彼が人間であるならの話だが……彼がオーラのごとく発しているパワーに、ボクは恐れおののき、声が出なかった。

「そのうち分かる。だが、さしあたり、お前たちが何者かの方が、はるかに重要だろう。お前たちはニンフになったのだ。変身させられたばかりのニンフ。そして今日からは、お前たちは私の快楽のために奉仕するのだ」

それは事実だった。彼がその言葉を発した瞬間、ボクには理解できた。彼はボクたちのご主人様になるべき人で、ボクは彼のあらゆる命令に喜んで従うことになるだろうと思った。不服従など考えることすらできなかった。

「さあ、来なさい。島の中央に連れて行こう。そこでお前たちは、新しい姉妹たちと会うのだ」


[2018/10/04] feminization 68 | トラックバック(-) | CM(0)