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オマール・ベルの世界:拒否(キャプション) 

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拒否

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01
「あの人たちみたいよ。心の準備はいい?」

「多分、これ以上ないほど」

玄関のベルが鳴るのを聞き、ジョーイは顔をあげ、強いてあいまいな笑顔を作った。このふたりは、ジョーイと彼の妻である。いや、正確には、彼女はもはやジョーイの妻ではない。政府はふたりの婚姻関係を無効にしていたし、ふたりは結婚しなおすことも許されていない。それにもかかわらず、ふたりのような境遇になった大半の夫婦たちとは異なり、ふたりは同居を続けた。

再び玄関のベルが鳴る。そしてその後に、ノックの音が続いた。しっかりとした強いノックの音。その音にジョーイは夢想状態から現実に戻される。彼はグラスに残っていたワインを一気に飲み干し、覚悟を決めて、これから起きるであろうことに向かって進み始めた。彼の妻はジョーイの手を握り、玄関へと彼を導いた。彼女の手は、今や彼の手よりずっと大きい。

ジョーイと彼の妻セレステにとって、この2年ほどの夫婦生活は困難に満ちたものだった。なんだかんだ言ってもセレステが結婚した相手は男性だったのだ。確かに今もセレステはジョーイを愛しているが、ジョーイは彼女が「タイプ」とする人ではなくなっていた。実際、セレステも、ジョーイがタイプとする人ではなくなっていた。それでもなお、多くのボイたち同様、ジョーイは、性的に男性に惹かれてしまうという自分の感情と格闘していた。そして、今までずっと、男性を完全に拒否し続けてきたのである。

髪の毛を長く伸ばすことは気にしなかったし、服装も……いわゆるボイっぽい服を着ることも気にしなかった。そういう容姿になるのは自然なことのように感じられたし、他の人たちも皆、そうしていたから。しかし、男性に性的に惹かれていることを認めることに関しては、一線を引いていた。何がしか彼の男性性が残っていて、それがどこか、それをさせることを禁じていたのだろう。

だが、それもセレステが本物のオトコに身体を触れられたくてうずうずしていると、彼に訴えた時までだった。愛する妻にそう言われたことは、あまりに……あまりに男性性の欠如を実感させることだったと言ってよい。確かに、ジョーイは、かつてのように妻を喜ばせることは自分にはできないことは知っていた。だが、どこかしら、彼はストラップオンや双頭ディルドで充分じゃないかと自分を納得させていたのである。しかし、心の中では、それらでは充分ではないことを知っていた。妻は最終的には本物の男性の逞しい腕を求めることになるだろうと分かっていた。それは避けられないことなのだ。

そう言うわけで、セレステが、ふたりで一緒にしましょうと提案した時、ジョーイは、半分、歓喜し、半分、憤慨した。確かにしてみたいと思ったが、男性としてのアイデンティティが拒否していた。しかし、彼の妻であり、生涯のパートナーであるセレステに対する愛情が勝ちを収め、ジョーイは同意したのだった。とは言え、まったくの素面の状態ではできないと感じていた。そこで、ふたりは、来たるランデブーに備えて、かなりのワインを飲み続けていたのである。


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2.
「あの筋肉を見て! この人のおちんちんはどんなのかしら……」

セレステが玄関ドアを開ける時、ジョーイは大きく深呼吸した。多量のアルコールを飲み続けていたことや、この状況の詳細を詳しく知ったこともあり、ジョーイは、酔いに任せて、トップを脱ぎ降ろして、ボイっぽい乳首を露わにして、セックス相手となる人を出迎えるのがいいのではないかと思い、肌を露わにしたのだった。

明らかに、ふたりの男たち(セレステが雇った売春男)は、ジョーイの服装(というか、服を着てないこと)にちょっと驚いたが、どちらも、この愛らしいボイと一緒になれることへの興奮を隠しきれなかったようである。ジョーイは男性をじっくり観察しながら、実に嬉しそうな笑みを浮かべた。この人は確かに自分が好きなタイプだ。もっとも、彼は、それを認めたのはワインのせいだと思っていたが。

一瞬、ジョーイは以前の人生のことを思い出した。仕事面での生活はあまり変化はなかった。コンピュータ・プログラマとして、前と変わらぬ仕事についている。だが、私生活については、グレート・チェンジにともなって劇的に変わってしまった。身体的変化に対処するのが困難だったのは言うまでもない。だが、文化的変化に比べれば、身体変化など、何でもなかった。

女性的な服装、化粧、それにボイであることに伴う他の様々な周囲からの期待。それらに慣れるのにはかなりの時間がかかったが、何とか彼は適応してきた。しかし、男は……男は手ごわかった。毎日、ジョーイは様々な男性に色目を使われた。街を歩く時も、店の中を歩く時も、常に男たちの視線を感じていた。

皮肉なことであるが、ジョーイが一番こたえたのは、視線を向ける者たちが男だったという事実ではなかった。そもそも、じろじろ見られることが一番こたえた。それまでの人生では、ずっと、平均的な生活を送る平均的な男として、ほとんど目立たぬ人生を送ってきたジョーイだった。そんな彼がセレステのような美しい妻を惹きつけることができたこと自体、いまだに謎のままである。そんなジョーイだったのだが、グレート・チェンジの発生に伴って、何か別の存在に変わったのであった。人から(主に男たちから)求められ、じろじろ見つめられる存在に。そして、それに彼は最初、恐怖を覚えたのだった。いや、グレート・チェンジから4年たった今ですら、彼はいまだに恐怖を感じている。

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3.
「ああ、すごく大きい! ずっと、これが欲しかったのよ……」

「君は俺のとこに来ていいぜ」

セレステは男の股間を掴んで、その太いペニスの感触を味わい、卒倒しそうになった。アルコールのせいかもしれないし、長年、性的欲求不満状態なったからかもしれないが、本物のペニスを持った大きくて逞しい男が現れたことにより、セレステが10年近く封じ込めてきた彼女の別の側面が表に出てきた。セレステは犯されたいと思っていた。しかもできるだけ激しく。かつてジョーイがしてくれたように。

昔のジョーイはたいへん貪欲な男だったのだ。それこそセレステが最初ジョーイに惹かれた理由のひとつだった。昔も今も、ジョーイはセレステを崇め、献身的に愛している。だが、そのやり方は昔と今ではまったく違ってしまった。かつてのジョーイはセレステを強引に壁に押しつけたり、抱き上げたりした後、逞しい一物で奥深くまで貫き、激しく突き上げたものだった。それが今は、優しく舐め続けることや、彼女の方がストラップオンで彼を貫くことに置き換わってしまった。あらゆる意味で(そして法的にも)ふたりはレズビアンのカップルとなっていた。かつて攻撃側だった彼は、今は受身一方のセックス相手になってしまった。

セレステはジョーイを見た。そして彼もこれを欲していると分かった。彼は白状することが滅多にない。でも、いま、ジョーイは男を欲していると分かる。それに、この男たちも彼のことを欲している。

セレステが望むことはただひとつだった。この新しい方法、つまり、今回の性的な出会いが、彼女とジョーイのふたりが新しい役割を受け入れることに役立ってほしいと、それだけである。生活においても、寝室においても、男性との関係においても、それぞれが新しい役割を認識するのに役立ってほしいと。でも、そうすることにより、これまでひとえに彼女にだけ向けられていたジョーイの愛情が、一部、より男性的なものへ移ってしまうことになるのだろうか? そうはなって欲しくないとセレステは願っている。とは言え、彼女は同時にジョーイには幸せになってほしいと思っていた。もし、彼が、愛情を男性に向けることにより幸せになるというなら、その時は、それはそれで仕方がないのかもしれない。

ふたりは解決案を見つけることだろう。ふたりの夫婦生活のためにも、ふたり一緒に幸せになるためにも、ふたりは何らかの解決案を見つけなければならないのだ。ともあれ、ふたりは、このすぐ後に、気が狂いそうになるほど求めていた性的解放を得られることになるだろうが。

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04
「こんなこと、本当に起きようとしているの? あたしは本当にこんなことをしようとしているの?」

ジョーイは顔を寄せ、生れて初めて男性にキスをした。これは……違っていた。逞しい手で腰を抱かれるのを感じた。それに隣からは妻の乱れた息づかいが聞こえる。その妻の声は聞き覚えがあった。グレート・チェンジの前には何度も聞いた声だった。妻は、本物の男性に抱かれることを思い、興奮しているのだ。それに、自分も、同じことを思い興奮している。それを彼は認めざるを得なかった。

ふたりは相手の男を交換していた。どうしてそうなったか、ジョーイは覚えていない。いつの間にか、ジョーイは今の相手にキスしていたし、妻は別の相手にキスしていた。この時点では、そんなことは問題ではなかった。ジョーイはそれほど興奮していたし、彼の妻も同様だったのである。

それほど興奮していたにもかかわらず、ジョーイは、なかなか消えない心配や恥ずかしさや男性性のために、自分を完全に解放することができずにいた。やりたい気持ちはあって、欲望に身を任せてしまいたかったのだが、なぜかそれができず、彼はできるだけ積極的にならないようにしていた。これは妻に、自分はもう彼女をいらないと思っているのだと思われたくなかったからだろうか? あるいは、もっと奥深い理由によるものだろうか? 彼の元のマッチョ指向の最後のひとかけらが支配権を維持しようともがいてるせいであろうか? ジョーイには分からなかった。

だが、ジョーイは、自然の法則には逆らうことができなかった。それは、人が呼吸を止めることができないのと同じだった。彼の肉体が男性に反応したのである。ふさわしいフェロモンの出現、文化的規範、そして、ポジティブな強化(男性と一緒になることは快楽をもたらす。それゆえ、男性と一緒になることは良いことである)という単純な心理的原則の3つがあいまって、この行為は次第により楽しいものに変わっていった。抑制の気持ちは薄らぎ、そして、数分後、とうとう完全に緊張が解けた後は、彼の中のボイが支配権を握ったのだった。

ジョーイが完全に我を忘れて、性的情熱と欲望に没頭するまで、そう長くはかからなかった。かつての彼なら、無理強いして楽しんでいるフリをしたものだが、今の彼は、心から楽しんでいた。

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05
セレステはふざけまじりに男のベルトに噛みつき、男のごつい顔を見上げ、微笑んだ。男の股間が盛り上がってくるのが見える。早く、それを見て、それに触れ、それが身体の中に入ってくるのを感じたいと思う。

一度だけ彼女は浮気をしたことがあった。この日のほぼ7年前のことである。もちろん、ジョーイはそれについて何も知らないし、セレステが白状しない限り、これからも知ることはないだろう。その情事の後、セレステはひどく罪悪感にかられ、今後一切、欲望に負けて、夫を裏切ることはしないと誓いを立てた。男のジーンズのチャックを降ろしている時、セレステの頭にその時の思い出がよみがえり、彼女はためらった。

ジョーイがすぐそばにいるからと言って、どこが違うの? ジョーイがそばにいるからと言って、遥か遠い昔のことに思えるけど、あの時あたしが立てた誓いに対する責任が消えることになるの?

その時、後ろの方でチャックが降ろされる音がした。そして、その瞬間、セレステは理解した。これで夫婦間の貞操に対しての責任は消えたと。今や、自由に望むことをしてよいのだと。ジョーイも同じなのだと。

セレステには、そのチャックの音以外の励ましは必要なかった。素早く男のズボンの中に手を入れ、そして、その大きなペニスを引っぱりだしたのだった。


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06
ジョーイは根元から始め、男のペニスの裏側に沿って舌を這わせた。男を味わいながら、気持ちいいと思った。そうしながらも、決して男とアイコンタクトを外さなかった。緑の瞳でしっかりと男の目を見つめつづけ、決して逸らさなかった。ジョーイは、自分が与えている快感が男の顔のひとつひとつの表情に浮かぶのを見たかったからである。

そんなジョーイの背後から、男の唸り声が聞こえた。そして彼の妻も相手の男を同じように喜ばせていることを知る。ほんの一瞬、ジョーイの頭に、グレート・チェンジの前にセレステが彼のために同じことをしてくれたことが浮かんだ。だが今は、セレステがそれをしたくても、ジョーイのペニスは萎えたままになってしまうのを知っている。かろうじて勃起するためには、彼女にストラップオンでアナルを貫いてもらわなければならないのだ。今はそれがいつものことになっている。

それでもいまだにジョーイは、セレステの相手の男に少し嫉妬心を感じざるを得なかった。まさに彼の男性性が羨ましいと。確かに、今の、女性的なボイという新しい立場に慣れてはいたが、だからと言って、その立場を受け入れているというわけではない。彼はいまだに、チャンスが与えられたらすぐにでも元に戻りたいと思っている。

とは言え、過去は過去だ。彼には現在のことこそ大事なのだ。ジョーイは、男のペニスを口に咥えこみながら、現在のことも悪くはないかもしれないと思った。

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07
ジョーイはピンク色のストッキングを履いた脚を男の肩に乗せ、できるだけ脚を広げた。そして彼の相手の黒人はその男根をジョーイの濡れたアナルに挿入した。男は挿入した後、ゆっくり、徐々に深く押し込み、最後には根元まで入れた。それを受けて、ジョーイは小さく、女の子のようなヨガリ声をあげた。

男が出し入れを開始すると、ジョーイは仰向けに横たわり、顔を横に向けた。彼の妻も同じことをした。ふたりの舌が触れあった時、ジョーイは、この瞬間、自分も妻も前とは変わり、二度と元に戻れなくなったと知った。男に挿入されただけのことで、ふたりが求め、必要としていたことが、あまりにもたくさん満たされたからである。他のことはすべて、これに比べたら、お笑い草にすぎないように思われた。

それでも、ふたりは一緒である。そのことは何か重要な意味があるはずだった。

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それは、誰と誰がペアになっても構わない乱交状態へと展開していった。

ジョーイはカウチに座り、たった今されたセックスの後でハアハアと息を乱しながら、妻がひとりには後ろから犯され、もうひとりの男のペニスを咥えている様子を見ていた。

心の中、嫉妬心が燃えあがっていた。だが、それは予想できていたようなタイプの嫉妬心とはまるで違っていた。男たちに嫉妬するのではなく、自分の妻に嫉妬していたのである。自分もふたりの男にサンドイッチされたいと思った。ひとりのペニスでアナルを犯され、もうひとりのペニスをしゃぶりたかった。要するに、彼は自分の妻をセックスでのライバルと見るようになっていたのだった。

ジョーイの中の男はどこにいるのか? 昔のジョーイはどこに行ったのか? 彼にはどちらの質問にも答えられなかった。分かっているのは、自分がボイであること、そしてボイは男と一緒になるものということだけだった。そうであるので、彼は、逞しいふたりの男に、自分にふさわしい扱いをされたいと思ったのである。自分をセックスのオモチャにして欲しいと。

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「ああ、いい。もっと強くヤッテ!」

ジョーイはありったけの激しさで、貪欲な淫乱のごとく男の上で上下に跳ね続けた。そう、彼は文字通り、貪欲な淫乱になっていた。そして、彼の妻も同じく跳ね続けた。他のことを思ったりしない。昔のことを思い出しもしない。あるのは快楽だけ。

セレステも同じだった。


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ふたりは相手をスイッチし、互いに顔を突き合わせる形で、後背位で犯された。ジョーイはふざけまじりに妻の乳房をいじった。別に、そうすることで彼が気持ちいいからではない。そうすることで男たちが興奮すると思ったからである。

そういう動機でしか、ジョーイは妻に関心を寄せなくなっていた。彼の男性性、あるいはその残滓といえるものは、すっかり消えていた。彼は自分が誰で、何者であるかについて、幻想を抱くことはなくなっていた。自分はボイなのだ。頭のてっぺんからつま先まで。


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ジョーイは塩辛いと思った。口に射精を受けながら彼はそう思った。不快ではなかった。ただ、しょっぱいと。

彼はもっと入れてほしくて口を開けた。そして視界の隅で、彼の妻が、男のペニスの先端から出てる精液をロリ―ポップのように舐めているのを見た。

これが、ふたりの未来の夫婦関係の姿になるのだろうか?

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「これ、ネットに上げちゃダメよ!」

ジョーイは男の精液を口に入れたまま舌を突き出した。あごに別の男の精液をつけたままで。そして彼が顔を妻の顔に押しつけたポーズで、男たちは写真を撮った。写真を撮られながら、ジョーイはこれからのセレステとの生活が見えたように思った。

ふたりのベッドに他の男たちが頻繁に入ってくることになるだろう。だが、それは、ふたりの夫婦関係に対してどういう意味を持つのだろう? それでも一緒でいられるほど、自分たちの夫婦のきずなは強いのだろうか?

これからもセレステと一緒に生きて行くと思ってるかどうか、それすらジョーイには分からなくなっていた。セレステからは、自分が求めているものを得られないのに?

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エピローグ

ジョーイとセレステは、その後すぐに、夫婦でいることで互いに相手に迷惑を与えることになっていたと悟り、あの男娼ふたりと行為をした、たった2日後に、公的に別れたのだった。

しかしながら、ふたりは親友のままであり続け、ルームメイトとなっている。

1年後、治療法が発見された時、ふたりの間で、ジョーイがその治療を受けるべきかについて議論がなされた。だが、最終的には、セレステはジョーイに、もうこれ以上、違う人生を望むフリをしなくてもよいこと、ボイであることは構わないことと説得し、ジョーイもそれに納得したのだった。

彼は治療は受けず、最後には、とある成功したビジネスマンと結婚した。セレステは、彼の結婚式において、花嫁の付き添い役を務めた。

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[2016/03/15] 拒否(キャプション) | トラックバック(-) | CM(0)




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