Translations under Construction

This blog presents translations of adult stories as they are in the process of making.

無垢の人質 第2章 (7:終)


* * *

イサベラは不思議な夢を見ていた。

レオンに、全身にキスされ愛撫されている夢。この上なく繊細なタッチで身体の隅々を触られ、いまだ未開拓である女体が、否応なく興奮の高みに引き上げられていき、ほんの軽い愛撫ですら狂おしい快感をもたらすものと感じてしまう。

「う、ううぅぅん・・・」

夢の中、彼女は甘い喜悦の声を上げた。彼の肉茎の太った頭部が、濡れきった肉の裂け目に触れ、ぬるぬると表面を滑り、行き来する。竿状の肉塊がピンク色の突起を擦るのを感じる。彼女は、淫楽の海に飲み込まれ、溺れていくのを感じた。快楽の嵐に全身を襲われながら、この甘い夢がいつまでも続いて欲しいと思った。

「あ、ああぁぁん・・・」

再び、甘い溜息をもらした。レオンが優しく彼女の脚を肩に抱え上げ、ひくひくと脈動する肉棒を入り口にあてがうのを感じたのだ。熱い息を吹きかけられ、髪がさわさわと揺れる。

かすかに押し込んでくるのを感じ、イサベラはマットレスに爪を立ててしがみついた。肉棒の頭部が、じらすように動き、めいめりと内部を押し広げていく。

イサベラは、甘美な眠りから引きずり出された。だが、その時にはすでに、レオンは、極太の男根を、いまだ痛みが残る彼女の陰部の奥へ収めきっていた。意識を取り戻し、レオンの視線をとらえたイサベラの瞳は、みるみると恐怖を湛えた表情に変わった。これが夢ではないと彼女が悟った瞬間だった。

レオンは、イサベラの女陰がもたらす極上の締め付けに、うめき声を上げた。目を覚まし、自分に完全に所有されているのを悟るイサベラの瞳を、焼き尽くすような鋭い眼で睨みすえている。意図的にゆっくりストロークを繰り返し、深々と埋め込んでいく。その間、ずっと彼女の視線をとらえて離さない。

イサベラは、レオンに覆いかぶさられ、身動きできずにいた。か弱く泣き声をあげ痛みを訴えるが、彼女の女性自身の部分は、甘く溶け、レオンの分身を包んで離さない。レオンのゆっくりとした、優しい抽迭により、イサベラは下腹部に炎が焚きつけられていくのを感じていた。レオンの優しい腰の動きは、彼女の処女を強奪した時の獰猛な抜き差しとはまったく異なっていた。

レオンは、何時間とすら感じられるほど長く、そのままの状態で優しい出し入れを行い、その巨大な分身を使ってイサベラを甘く誘惑し続けた。やがて、イサベラは、下半身の奥で、何か切羽詰った緊張感が渦を巻いて高まってくるのを感じた。

「ああ、なんてこと・・・」

飽くなく抽迭を繰り返され、彼女は、あらゆる理性が消えてしまう状態にますます近づいていく。レオンに抵抗するべき、こんなことをやめさせるべきだとは知っていたが、身体の方は、ほんの少しの抵抗力も引き出せない。

「お願い、もうやめて・・・」

「しーっ!」

レオンは、彼女の耳元、それしか言わなかった。

「あああぁぁ」

やがてレオンの動きに切羽詰った気配が増し始めた。イサベラは、肩から首にかけての敏感な部分に唇を寄せられ、切なく喘いだ。

「ああッ・・・ いやっ」

レオンの肩を押しのけつつ、イサベラは喘いだ。何か周期的に発作を起こし、今にも爆発しそうな感覚が全身を覆い、徐々に自分のすべてを解体していくのを感じる。

「だ、だめぇ・・・」

レオンは、依然としてゆっくりとして滑らかな動きでイサベラを貫き続けた。それと同時に、片手を結合している部分に潜り込ませ、彼女の膨らんだ突起を探り出し、指で愛撫した。その巧みな愛撫に、イサベラは、さらに快感が高まるのを感じ、さらに多くの快感を求めて狂わされていく。

突然、幾つもの快楽の大波が打ち寄せ、煽りたてるのを受け、イサベラは全身を強張らせた。女陰の内壁が、ひとりでに、レオンの男根を締め付けてヒクヒクと痙攣しはじめ、意に反して、背中が反り、股間が相手に突き上がる。と同時に、口からは大きな叫び声が出ていた。

「いやあぁぁぁ!」

レオンも、もはや堪えることができなくなったのか、イサベラが達したのと同時に、彼女の体内で爆発し、深く、強く突き入れると共に精液を噴射し始めた。

どのくらい時間がたっただろうか。イサベラは、ぐったりと横たわったままになっていた。もはやレオンに抗う様子はなく、彼が強引に求める我が物顔な口づけを、ただ無抵抗に受け入れている。

キスを終え、レオンは顔を離した。

「たいそうお前の身体を楽しませてもらった。これから、わしの空き時間をすべて、その美しい緑の瞳に残る無垢のおもかげを一つ残らず破壊しつくすことに使うことにしよう。楽しみだ」

レオンは転がるようにベッドから降り、素早く服を集めた。彼が黙って服を着る間、イサベラは顔を背けていた。扉のかんぬき棒が横に滑り、施錠する音を聞いた時になって、ようやく、イサベラは自分が囚われの身であることを思い出した。そして、同時に、自分の肉体が、恥知らずにも、一度も抵抗せずに、レオンの残忍な侵入を迎え入れたことも思い出したのだった。

イサベラは、羽毛の枕を泣き濡れた顔に引き寄せつつ、この次にあの男が自分に指一本でも触れようとしようものなら、歯であれ爪であれ、自分が持つあらゆる武器を使って必死に戦おうと決意を固めたのであった。

つづく
  1. 2008/08/06(水) 15:42:31|
  2. 無垢の人質 第2章
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無垢の人質 第2章 (6)

一方、イサベラも、レオンが抽迭の速度を上げるにつれて、時折襲う苦痛に甘く彩られた鋭い快楽を味わっていた。レオンは、両手の指をイサベラの白い柔肌の尻肉に食い込ませて彼女の腰を抱え、渋る彼女の下腹を強引に自分の支配に従わせ、巨体で突きを送る荒々しいリズムに同調させた。イサベラの未熟な狭い肉筒に、容赦ない深々とした突きを繰り返し、内部をえぐり続け、イサベラの弱々しい泣き声が、レオンのかすれた唸り声とリズムを合わせて部屋を満たす。やがて、イサベラは、自分の下腹部に出入りを繰り返す剛棒が二倍ににも膨れ上がったように感じ、再び、新たに悲鳴を轟かせた。そして、温かく勢いのあるほとばしりが、体の奥底で噴出し、中を満たすのを感じた。

レオンの重たい体が、がっくりと崩れ、イサベラを押しつぶした。その姿勢のまま、次第にレオンの呼吸が落ち着いていく。レオンは、汗でうっすらと濡れた彼女の額についた巻き毛を払いのけ、優しくキスをして、涙を吸い取った。イサベラは、反抗的に顔を背けるが、レオンは指であごを押さえ、前を向かせ、彼の視線に眼を合わさせた。彼の陰茎は、今や、以前の懲らしめを受けるに等しい大きさからは縮小し、かろうじて耐えることができるほどになっていた。

「この次は、より多くの快楽を味わえるだろう。女にとっての初めての時は難しいのだ。それにわしはかなり大きいと言われているしな。それにしても、お前は、そのわしのすべてを受け止めておったな」

イサベラは、弱い声で否定の言葉を呟いていたが、レオンはそれを無視し、口づけをして封じた。そして、しーっと小声で囁く。

「じきに、お前は、わしがお前の身体に行うあらゆることを楽しめ、それを待ち望むようになるだろう」

イサベラは、レオン・ド・アンジェが縛りを解き、濡れ布で太腿についた血の跡を優しく拭い、彼女を恥ずかしさに真っ赤に熱くさせてから、どれだけ時間が経過したか分からなくなっていた。レオンは、彼女の体に毛布をかけながら、額にキスをし、素早く着替え、部屋を出て行った。

混乱した頭のまま、体の奥に男を迎え入れることの感覚と、あの男によって、自分の身体から引き出された快感について思いをめぐらした。レオンを憎んでいる一方で、自分の身体が裏切りを行い、あの男に自分の身体を用いて野蛮に快楽をむさぼられるのを感じつつも、喜びに震えた有りさまは否定できなかった。この身体は、痛みに悲鳴を上げていたときにすら、快楽を得ていたのだ。

イサベラが、消耗しきってようやく眠りへと落ちたのは、夜明け近くになっていた。その眠りの中ですら、イサベラは、レオンのあの焼き尽くすような黄金色の眼に射抜かれ、彼から逃れることができなかったのだった。

  1. 2008/08/01(金) 14:20:26|
  2. 無垢の人質 第2章
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無垢の人質 第2章 (5)


「お願いです。頼んでいるのです。どうして、あなたは、こんな恥知らずなことをしなければならないのですか?」

そう、そう声を上げるものの、レオンの手に触れられ、身体が勝手に震えてしまう。イサベラは、そんな自分の身体が憎たらしかった。

「イサベラ、女になる悦びを経験することは恥知らずなことではないのだよ。19歳になるお前の身体は、すでにかなり前から、男を体内に迎える準備が整っているのだ。わしは、お前に、男を愛する方法を教え込んでやろう。楽しませてもらうぞ」

レオンは、話しながら、両手をイサベラの肋骨に沿って滑り上げ、クリーム色に盛り上がる小さな肉丘を手で包んだ。その形を楽しむように、手のひらに馴染ませ、揉みあげる。さらに柔肉を握って、頂上部をぷっくり盛り上がらせては、顔を寄せ、左右交互に、羽毛で撫でるように、舌先でなぞり上げた。愛撫を受け、バラ色の乳首は、しわを浮かべてキュッとすぼまり、ツンと固くなった。レオンは、おもむろに、乳首を口に含み、優しく吸い、そして舌でこね回した。その刺激が、快楽の弓矢となって、イサベラの震える太腿の交点へと飛んでいく。

レオンの手が、広げられたままの彼女の脚の間へと滑り降りた。熱を帯びた口で乳房を愛撫しつつ、同時に、彼女のその部分を優しくほぐし始める。時たたずして、イサベラは身体の中から、ある種の緊張が高まってくるのを感じた。ひとりでに左右のつま先が内側に反り返り、腰が浮き上がっていく。

レオンは、背を丸めながら、彼女に覆いかぶさり、同時に肉柱のぷっくり太った頭部を、しずくを湛えた彼女の入り口にあてがった。それを感じ、さらに押し込んでくるのを感じ、イサベラは、弱い泣き声を上げた。

恐ろしいほど固い肉棒が、彼女の未踏の肉層を突き進んでいく。イサベラは、レオンのそれが徐々に滑り込み、痛みをもたらしながら、ぐいぐいと内部を押し広げてくるのを感じた。抗おうとしても、両手首を拘束しているスカーフが、キリキリと結びを固くするばかりで、レオンの獰猛な侵入を防ぐことには何の役にも立たない。

そして、とうとう、レオンは、イサベラの完全な所有を妨げていた、脆弱な皮膜を突き破り、さらには、哀れなイサベラに慈悲を恵むことなどせず、そのまま一気に根元まで、狭く熱い肉筒に剛棒を沈めたのだった。イサベラの悲痛な叫び声が部屋に轟く。

イサベラの悲鳴は一度だけではなかった。レオンが動き始めたのを受け、続けざまに哀れな叫び声を轟かす。レオンの指と口によってもたらされた快感は、あっという間に消えてなくなった。レオンは、容赦なく、長く獰猛なストロークで彼女に出し入れを始めたからである。

イサベラの目からは、男根で女陰を広げられ、みっちりと埋め込まれることの、想像を超えた痛みに、涙がぽたぽたと滴り落ちていた。だが、この若い肉体を我が物にしようとするレオンに、激しく獰猛な打ち込みにより、際限なく、深々とえぐられ続けているうちに、その痛みは、ゆっくりとではあるものの、白熱した炎のような痛みから、鈍くズキンズキンと脈打つ痛みに変わり始めていた。

「わしにあらがうのではない。リラックスするのだ」

レオンは、かすれた声で呟いた。容赦ない打ち込みを続け、彼はますます頂点に近づきつつあった。絶品とも言える狭い美肉が、愛液に濡れ光る彼の剛直を恐ろしいまでに締め付け、ねっとりと咥えて離さない。その感覚に、レオンは自己制御を保ち続けることが、もはや、できなくなっていた。

  1. 2008/07/28(月) 17:51:37|
  2. 無垢の人質 第2章
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無垢の人質 第2章 (4)

イサベラは、レオンの激情の言葉に恐怖を感じた。それと、同時に何か得体の知れない、ただならぬものが下半身の奥で傘を広げるのも感じ、再び新たに抵抗を始めた。だがレオンには、その抵抗も意に介さず、イサベラの視界の外にある何かを取ろうと平然とした顔で手を伸ばした。

次の瞬間、イサベラは両手首に、何か柔らかい布が巻きつけられるのを感じた。そのまま両手を引き上げられ、ベッドの頭部に結び付けられる。彼が布をきつく縛る間、イサベラは必死にそれを阻止しようと手を動かしたが、それも虚しく、ただ指先の爪が彼の指の皮膚を引っ掻くことにしかならなかった。

イサベラが必死に哀願の叫びをあげるものの、レオンはそれを無視し、次に、暴れ、宙を蹴る彼女の脚へと関心を移した。片方の足首をむんずと掴み、手加減なしの腕力で羽毛のマットレスへと押し付け動かなくさせた後、絹のスカーフを取り出して、その足首を重厚な木製ベッドの支柱へと結びつけた。次にもう一方の足首を掴み、ぐいっと引き離し、大きく開脚させた。あまりに大きな開脚にイサベラは痛みを訴える。だが、それも無視したまま、レオンはその足首もベッドへ縛りつけるのだった。

もはや、イサベラは、レオンが望むものを奪うことを阻止することはできない体勢にさせられたのである。レオンは、ぱっくりと開いた彼女の脚の間にひざまずき、彼女の腰の下に羽毛の枕を滑り込ませた。

「お願い・・・やめて・・・」

レオンを見上げながらイサベラは小声で訴えた。そして視線を下方へ向け、初めて自分の純潔を奪うことになる代物を眼にしたのだった。レオンの逞しい肉付きの太ももの間、暗褐色の剛毛の中からヌッと頭をもたげた巨大な肉棒である。イサベラは絞るように眼を閉じ、手足をよじり、拘束する布地をキリキリ鳴らせながら、頭を左右に激しく振り、いやいやをした。いやっ、いやっ、こんなことは・・・

「シーッ!」

レオンは、うるさくわめく子供を制するように声をあげながら、両手の指先を彼女の腹に這わせた。恐怖のためか、腹はぷるぷると震えていた。その振動を楽しむかのようにレオンの指は腹の肌に優しく円を描きつつ這い回る。

全裸で脚を広げた姿勢を強制され、イサベラは、この上なく、我が身をさらけ出し、無抵抗にさせられている感覚を味わっていた。何より、レオンの、あの射抜くような視線から我が身を守ることができないのが辛い。極度の無力さに、涙が湧き上がり、両目に溜まるのだった。

「痛みはすぐに消えるだろう」

レオンは、探りの手をイサベラの内腿へと移動させながら、囁いた。

  1. 2008/07/10(木) 18:12:38|
  2. 無垢の人質 第2章
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無垢の人質 第2章 (3)

大きく逞しい黄金色に輝く肉体にのしかかれ、イサベラは身動きできない。抵抗しても望みがないとは知りつつも、両手で筋肉質の肩を突っぱね、押しのけようとする。だが、イサベラの力はレオンの豪腕には、あまりにも無力だった。

長い時間、レオンは、にらみを効かせてイサベラを見下ろし続けた。その緊張感に耐え切れず、イサベラは顔を横に向け、眼を逸らせる。

あごに指をかけられ、顔を元通り前に向かせられ、イサベラは、ごくりと唾を飲んだ。何か分からぬ物が下腹部を叩いているのを感じる。レオンはゆっくりと頭を下げ、イサベラに顔を近づけた。それにより、ただでも薄暗い明かりが、一層暗くなり、イサベラの視界を暗く閉ざした。

レオンのキスは強欲的で荒々しいものだった。舌先を尖らせ、無理やり彼女の口にねじ込ませてくる。イサベラは、口を塞がれつつも、か弱い泣き声を上げて抗った。重量感のあるレオンの体を押し返し、逃れようと、必死で腰を跳ねらせ抵抗した。だが、その動きが、かえってレオンの剛直をこの上なく甘美に擦りたてることになっていたことをイサベラは気づいていなかった。

「私を離しなさい!」

必死に頭を振ってレオンの口から逃れ、息を途切らせながら、気丈に命令した。しかし、逃れようと身をよじればよじるほどレオンを喜ばせることになっていることに、彼女はまったく気づいていない。

「ほう・・・可愛い人質の分際でわしにたて突こうとしておるのかな?」

レオンはイサベラのこめかみにキスを繰り返しながら、耳元で囁いた。そして、か細い両手首を片手で握り、彼女の頭の上へと持ち上げた。両腕を拘束され、万歳をする格好にさせられ、イサベラは眉を曇らせ眼を閉じて、顔をそむけた。

レオンのもう一方の手は重なり合う2人の体の間に割り込み、下方へと向かった。そしてイサベラの股間を我が物のように荒々しく捕らえた。親指は薄い茂みを押し付け、他の指はイサベラの秘苑全体を覆い、裏門にまで届いている。

「わしがこれからお前のここに烙印を焼き付けようとしているのを知ってのことか?」

レオンは頭を上げ、イサベラを鋭い目つきで睨みつけながら、かすれた声で言った。指を1本、イサベラの熱い隙間へと滑り込ませる。その部分はまだ充分には準備ができていない。レオンは、差し込んだ指をゆっくりと引き戻しながら言葉を続けた。

「わしはお前の脚を大きく開き、陰茎の先でお前の純潔の証を突き破るだろう。最初は痛みもあろう。だが、お前はすぐにわしを受け入れられるようになる。そして、徐々に快楽も感じ始めるのだ。さらには、わしの分身で深々と中をえぐられる感覚が堪らなく恋しく感じるようにもなるだろう」

イサベラは激しく頭を振って、レオンの言葉を否定した。
  1. 2008/06/27(金) 12:17:31|
  2. 無垢の人質 第2章
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無垢の人質 第2章 (2)


「ああ・・・」

イサベラは落胆の溜息を漏らした。

急いで身体を捩り、8人はゆうに眠れそうな巨大なベッドの中央に畳まれて置かれているシーツに手を伸ばそうとした。それで裸体を隠そうと思ったのである。だが、その柔らかいシーツに手が届きそうになる前に、レオンの身体が彼女の上にのしかかっていた。長い腕が伸び、シーツを掴もうとする彼女の腕を押さえてしまう。

イサベラは、開いているもう片方の腕で彼を押し戻そうとした。だが、それは、ライオンの鈎爪から逃れようとする蝶に等しい行為だった。

「あうっ・・・!」

体重をかけてのしかかられ、イサベラはハッと息を呑んだ。レオンがシーツをベッドの遠くへ放り投げる間、さらに体重を乗せられ、マットレスに張り付けられて身動きできない。

それでも、その巨体の下、彼女は必死にもがき、幅広の肩を押しのけようとした。彼女がレオンの逞しい肩を押す間、レオンは下方で脚を絡ませあわせ、彼女の脚の間に太ももをよじ入れていた。

必死になりつつもイサベラは抵抗は無駄かもしれないと思った。だが、その瞬間、突然、簡単にレオンの体を押し離すことができたのだった。何かおかしいと思った時、レオンの大きな手が彼女の細くくびれた腰を掴み、持ち上げられるのを感じた。レオンは、イサベラの腰を抱えたまま、ごろりと身体を回転させ仰向けになった。

イサベラは両膝でレオンを挟み、彼の体をまたがる格好になっていた。無意識的に上体を前に倒す。彼女は、レオンから逃れようと必死にもがき続ける間、自から自分の柔肉で男の熱く逞しい筋肉を擦り、身体を押し付けている危険を冒していたことに気づかなかったのである。シーツで裸を隠すことだけを必死に追い求め、自ら大きく広げた太ももで逞しい男の肉体を捕らえ、その体の上で、若々しい双乳を揺さぶり、見せ付ける効果を与えていたことに気づかなかったのだった。

レオンは唸り声をあげ、体を起こし、イサベラの乳頭を口で捕らえた。突然、敏感な乳首を吸われ、イサベラは身体を凍らせた。

お遊びのじゃれあいはもう充分だ。そう思い、レオンは再び体を回転させ、イサベラの若い肉体を自分の下へ引き戻した。そして、イサベラの深緑の瞳をにらみつけた。

彼は、イサベラが腹を押し付ける剛直に気づいた瞬間のことをはっきり分かった。それを感じ、彼女が恐怖に眼を見開いたからである。レオンは、ゆっくりと顔を崩した。危険な香りがする笑顔だった。
  1. 2008/05/30(金) 12:44:19|
  2. 無垢の人質 第2章
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無垢の人質 第2章 (1)

「無垢の人質」 第2章 Innocent Pawn Ch. 02 by wishfulthinking

イサベラはうつぶせに横たわっていた。

片手をあごの下にあてがいながら、眠たげに眼を開く。その愛らしい緑の瞳は、ゆっくりと部屋の薄暗さに順応し始めた。夢すら見ぬ眠りの間、何かに体を焦らされる感覚に悩まされていた。眠りつつも、切なげに眉の間にしわを寄せていた。

彼女は、体を広げるようにして、大きな木製のベッドに横たわっていた。ベッドの木枠には精密な木彫りの装飾が施されている。円形の狭い部屋には、ベッド以外に家具と呼べるものはないに等しい。長細の窓から差し込む夕暮れの日差しが、揺らめきながら彼女の体を弄ぶように照らしていた。

眠りの間、何が自分を悩ませていたのだろうと思いを巡らしつつ横たわるイサベラの脳裏に、レオン・ド・アンジェが彼女に行った忌まわしい記憶が急速に蘇った。

ああ、なんてこと! 熱を帯びた波が再び体を襲うのを感じ、彼女は両目を固く閉じた。だが、たとえ眼を閉じても、あの焼き貫くような鋭い褐色の瞳のイメージからは逃れることができない。

イサベラは、うつ伏せになりながらも、左右に広げたままの太ももの間に、生暖かい空気がいたぶるように当たり、膨れた桃色の唇を守る役目をほとんど放棄した赤毛の縮れた茂みに、さざめきを与えているのを感じた。

この優しいいたずらをしているのは何か、不確かなまま、彼女は、顔に掛かっていた長い赤髪をかき上げ、肩肘をついて上体を起こした。

ピシャリ!

突然、大きな手が彼女の尻頬を平手打ちした。それを受けて、イサベラは、驚きと怒りが混じった悲鳴を上げた。誰か知らぬが、これ以上、自分のでん部に悪さをすることから身を守ろうと、イサベラは素早く体を反転し、仰向けになった。

「うふふふふ・・・」

落ち着いた男の笑い声が部屋に漂った。そして、眠りから覚めたばかりで頭に霧が掛かったままのイサベラも、自分が大きな間違いをしてしまったことに気がついたのだった。

その、ベッドの裾には、右上腕に巻いた包帯を別として、生まれた日と同じ全裸でひざまずき、目の前にしどけなく広げたイサベラの眠りから覚めたばかりの暖かい肉体を、屈辱的な全裸の状態そのままに、臆面もなく見つめるレオン・ド・アンジェの顔があったのだった。
  1. 2008/05/26(月) 17:16:44|
  2. 無垢の人質 第2章
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