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05 Feminization revenge 「女性化復讐」 

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05 Feminization revenge 「女性化復讐」

ジャマルはぼんやりと窓の外を見ながら、以前の人生を思い出していた。その人生を取り戻したいと心から思っているけれど、それは実らぬ夢であることを知っている。それは過ぎ去り、決して戻ってこない。それでも、思い出すことは大事なことだ。特に、今は。

ジャマルが順調だったのは、そんな前のことではない。16歳にして、周りの誰もが彼に席を譲るような人間だった。たった12歳だった時に、初めて人を殺した。15歳になるまでに、街で最も凶悪なギャングを仕切る立場になっていた。彼は他の者たちより、体が大きいとか腕力が強いということではない。彼の強みは、その態度にあった。銃を持ち、それを平気で使える胆力があるなら、別に、腕力など必要ない。

すべてが順調だった。ジャマルの圧倒的な凶暴さに立ち向かえる者は誰もいなかった。ただひとりだけ、彼に立ち向かおうかと考えた者がいた。ジャマルの右腕、エリック・ドローバーである。だが、そのドローバーですら、それが難しいことは知っていた。一線を越えてしまったら、ジャマルは容赦なく仕返しをするだろうと。

だが、実際は、ジャマルにも弱点があったのである。いや、弱点がない人間などいるだろうか?

ジャマルは妹のデニスのためなら、文字通り、どんなことでもするのだった。ドローバーがそれを知った瞬間、ジャマルとドローバーの勝負はついたも同然だった。最初は、単なる命令への不服従。だが、すぐにそれは、あからさまな反抗へと姿を変えた。しかし、ジャマルも手をこまねいていたわけではなく、妹のデニスを他の場所に隠した。しかし、
ドローバーに見つかってしまう。ジャマルはドローバーと戦わないことにした。そうしたら、ドローバーが妹に何をするか知っていたからだ。

その後、ドローバーは、ジャマルの問題を永遠に排除する方法を考えた。デニスを誘拐し、知らない場所へと移動させ、その後、ジャマルに誘拐したことを伝えた。「俺の言うことを聞け、さもないと」と。

ジャマルに何ができただろう? 彼は抵抗できなかった。断れなかった。そして、ドローバーはジャマルが断らないだろうと知っていた。そうして、ジャマル・ウォレスの転落が始まったのだった。

どのステップも、ジャマルにとって嫌悪すべきものだったが、それに歯向かう危険は冒せなかった。ドローバーに化粧せよと命じられた時は、妹の顔を思い出し、従った。ホルモン摂取を命じられた時は、プライドを飲み込み、従った。ひとつひとつの女性化の段階を踏むたび、ジャマルはかつての自分を少しずつ捨てていった。それしかできなかった。自分の中のギャングとしての性格を表に出すことはできなかった。新しい人格の裏に隠れる他なかった。さもなければ、その結果をデニスが味わうことになってしまう。それゆえ、彼は、ドローバーに初めてのフェラチオを命じられた時も、ほとんどためらわなかった。初めて男に犯された時も、少しも抵抗しなかった。彼はすでに別の人間になっていた。

ホルモンが効果を現し始めた。そのすぐ後に手術が行われた。そして2年の期間のうちに、街で最も恐れられたギャングだった彼は、美しい囚われのシシーへと変わったのだった。それは街のギャングたちに周知された。

ドローバーはデニスのことについては誰にも話さなかった。それゆえ、彼の評判はうなぎ登りになった。あのジャマル・ウォレスを女に変えた男だ。そんな恐ろしい男に誰が歯向かうだろうか?

だが、それも過去の話しになっている。すでに終わったことだ。ジャマルはため息をつき、窓の外を見た。少なくともデニスは無事だからと思いつつ。
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[2018/04/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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